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「家の中にいるから大丈夫」と、エアコンをつけずに我慢していませんか。
実は、熱中症 室内での発症がとても多いと言われています。
総務省消防庁のまとめでは、2025年夏(5〜9月)の熱中症による救急搬送は約10万人と過去最多で、発生場所は「住居」が約38%と最も多くなっています。
しかも、搬送された人の約3人に1人は18〜64歳の現役世代でした。「家の中こそ油断できない」のは、高齢の親世代だけの話ではないんです。
熱中症 室内で起こりやすいのはなぜ?
暑さを感じるセンサーは年齢とともに鈍くなる
年齢を重ねると、暑さやのどの渇きを感じにくくなると言われています。
「まだ大丈夫」と思っているうちに、体の中では脱水が進んでいることがあるんです。
例えば「以前より汗をかきにくくなった」「気づけば半日ほとんど水分をとっていなかった」という心当たりはありませんか。
体の中の水分量そのものも年齢とともに少しずつ減っていくと言われていて、50代はその変化が始まる時期です。
「節電したいから」の我慢が一番危ない
電気代が気になって、エアコンをつけるのをためらう気持ち、よくわかります。
でも、熱中症で体調を崩したときの負担を考えると、電気代の我慢は割に合いません。

電気代は工夫で減らせるけど、体調は取り返しがつかないこともあるのよね
今日からできる室内の熱中症対策5つ
対策1:温度計・湿度計を「見える場所」に置く
体感に頼らず、数字で確認するのがいちばん確実です。
環境省が勧めているのは、室温28℃・湿度70%を超えないようにエアコンを使うことです。
この28℃は「エアコンの設定温度」ではなく「部屋の温度」なので、温湿度計で実際の室温を確かめることが大切です。
わが家でも「何度になったらエアコンをつけるか」と、つい温度ばかり見て話してしまうのですが、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなるため、温度がそこまで高くなくても危険度が上がります。
温度と湿度、ふたつセットで確認するのがポイントです。
対策2:水分は「のどが渇く前」にとる
1日1.2リットルを目安に、こまめに飲むのがおすすめです。
体からは、尿や汗、呼吸などで1日およそ2.5リットルもの水分が出ていくと言われています。
食事から約1リットル、体の中で作られる水分が約0.3リットル入ってくるので、残りの約1.2リットルを飲み水で補う、という計算なんです。
これはあくまで最低ラインの目安。汗をかいた日は、その分多めの補給が必要です。
起床後・入浴前後・寝る前はコップ1杯、と時間で決めておくと忘れません。
わたしの場合は、夏場に限らず一年中、日中は1リットルの水筒を持ち歩いて、外出してから家に戻るまでに飲み切ると決めています。
一度にたくさんではなく、運転中の信号待ちなどのすき間時間に、30分に1回くらいのペースで一口二口ずつ。
「だいたい飲んでいるだろう」だと意外と飲めていないものなので、水筒で量を見える化すると意識がぐっと変わりますよ。
水分補給の習慣づくりは、水分補給 肌への効果を実感!花粉・乾燥との意外な関係と1日2リットルを続けた体験談の記事でも紹介しています。
対策3:夜もエアコンを消さない
暑かった日は、夜も部屋に熱がこもっています。
寝ている間の熱中症を防ぐため、夜間もエアコンや扇風機を使いましょう。
タイマーで切れて暑さで目が覚めるなら、つけっぱなしのほうが安心です。
夜の暑さ対策は、夏 眠れない 50代のための習慣5つの記事でも詳しく書いています。
対策4:風の通り道をつくる
エアコンが苦手な人は、サーキュレーターや扇風機との併用がおすすめです。
風速が1メートル増えると、体感温度は約1℃下がると言われています。
同じ室温28℃でも、扇風機の風があるだけで数字以上に涼しく感じられるんです。
エアコンの設定温度を1〜2℃上げても涼しさを保ちやすいので、電気代の面でも心強い組み合わせです。
対策5:お風呂上がりと朝を油断しない
入浴後は思った以上に汗をかいています。
湯上がりの1杯と、朝起きてすぐの1杯を習慣にしましょう。

「室内だから大丈夫」じゃなくて「室内だからこそ数字で確認」なのよ
番外編:湯船に浸かる習慣も熱中症対策になる
最後に、意外なようで理にかなっている習慣をひとつ。湯船に浸かって汗をかくことも、熱中症の予防につながると言われています。
体が暑さに慣れて、上手に汗をかけるようになることを「暑熱順化(しょねつじゅんか)」と呼びます。
日本気象協会の「熱中症ゼロへ」プロジェクトでも、暑熱順化の方法のひとつとして、シャワーだけで済ませず湯船に浸かって汗をかくことが挙げられています。
炎天下で働く人たちが暑さに強いのも、日頃から汗をかき慣れて、体温調節が上手になっているからだと言われています。
体が暑さに慣れるまでには数日から2週間ほどかかるので、毎日の入浴で少しずつ「汗をかける体」を育てておきたいですね。
入浴の前後には、コップ1杯の水分補給もお忘れなく。
お風呂時間の活用術は、ボディケア ヘアケアはお風呂でまとめてできる!肌も髪も整う5つのコツの記事でも紹介しています。
あると安心なアイテム
ここからは、室内の熱中症対策に役立つアイテムを2つ紹介します。
大きな表示で見やすい温湿度計
タニタの「コンディションセンサー TC-421」は、温度・湿度に加えて、熱中症になりやすい室内環境かどうかを暑さ指数4段階でお知らせしてくれる温湿度計です。
表示が大きくて見やすく、マグネット・置き式・壁掛けの3通りで使えるので、リビングにも寝室にも置きやすいですよ。
タニタ コンディションセンサー TC-421
万一に備える経口補水液のストック
大塚製薬工場の「OS-1(オーエスワン)」は、脱水気味のときの水分・電解質補給のための経口補水液です。
ふだん飲むものではなく、体調不良や大量に汗をかいたときの備えとして、数本ストックしておくと安心です。
OS-1(オーエスワン)500ml×24本
まとめ
熱中症は、室内でも起こります。
- 温度計・湿度計で数字を確認する(室温28℃・湿度70%以下)
- 水分はのどが渇く前に、時間で決めてとる
- 夜間も冷房を我慢しない
- 扇風機やサーキュレーターを併用する
- 湯船に浸かって、汗をかける体をつくる
めまい・頭痛・吐き気など「おかしいな」と感じたら、涼しい場所で水分と塩分をとり、よくならなければためらわず受診してください。
エアコンは贅沢品ではなく、夏の必需品です。
上手に使って、元気に夏を越しましょう。
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