同じ宿、同じ景色なのに、曜日を変えるだけで安くなって、しかも空いている。
平日 旅行は、時間の融通がききはじめた50代にこそ試してほしい旅のかたちです。混雑と高い料金は、「土日に行くから」だったのかもしれません。
この記事では、平日旅のメリット3つと注意点2つ、50代割引との組み合わせ方までご紹介します

土日に行くのが当たり前だと思っていたけれど、その「当たり前」、もう卒業していいんですね
平日 旅行ができるのは50代の特権。土日に縛られない自由
子どもの学校、家族の予定、仕事のシフト。長い間、旅行は「土日か連休に行くもの」でした。
でも50代になると、少しずつ景色が変わってきます。子育てが一段落した、仕事の休みに融通がきくようになった、夫婦それぞれの時間ができた——。
「平日に動ける」は、若い頃にはなかった50代の新しい持ち物です。
そしてこの持ち物、旅行では大きな威力を発揮します。同じお金で良い宿に泊まれて、同じ場所を人混みなしで歩ける。特別なテクニックはいりません。ただ曜日をずらすだけです。
「平日はもったいなくて休めない」と感じてきた方ほど、最初の一歩には勇気がいります。それでも試す価値があるのは、次の3つがはっきり変わるからです。
平日 旅行のメリット3つ。安い・空いている・ゆっくりできる
平日旅の良さは、突きつめると3つです。
同じ宿が安く泊まれる
宿の料金は、曜日で変わります。土曜と連休前がいちばん高く、平日は低めに設定されているのが一般的です。
予約サイトで気になる宿の料金カレンダーを開いてみてください。土曜だけ料金が高くなっているのが、一目で分かります。
同じ宿、同じ部屋なのに、曜日が違うだけで金額が変わる。その差額で夕食をグレードアップしたり、もう1泊足したり。「安く行く」だけでなく「同じ予算で良い旅にする」と考えると、平日の価値がよく分かります。
空いている。行列も渋滞も少ない
観光地の行列、道路の渋滞、朝食会場の混雑。旅の疲れの大半は、実は移動と待ち時間です。
平日はそのすべてが軽くなります。土日なら並んでいた場所に、並ばずに入れる。それだけで、帰ってきたときの疲れ方がまるで違います。
人混みで疲れやすくなってきた50代には、この静けさこそがいちばんのごちそうです。
宿も観光地もゆっくりしている
お客さんが少ない分、宿の方や観光地のスタッフさんと、ゆっくり言葉を交わせるのも平日ならでは。
予約も取りやすいので、「行きたい」と思ってから日程を決めるまでの自由度も高くなります。

安い・空いている・ゆっくり。旅で欲しいもの、ぜんぶ平日にあったんですね
平日 旅行の注意点2つ。定休日と「後ろめたさ」
いいことずくめに見える平日旅ですが、知っておきたい注意点が2つあります。
行きたいお店や施設が休みのことがある
美術館や博物館は、月曜休館のところが多くあります。週末にたくさんのお客さんを迎えたあと、作品や設備の点検・整備をするためです。
ただし例外もあります。東京国立博物館は月曜休館ですが、国立新美術館は火曜休館です。飲食店も、月曜や火曜を定休日にしているところがあります。
「現地に着いたらお目当てが休みだった」を防げるかどうかは、出発前のひと手間しだい。行きたい場所の休館日だけは、公式サイトで確かめてから日程を決めてください。
「みんな働いているのに」という後ろめたさ
平日に休むことに、なんとなく罪悪感を覚える。まじめに働いてきた方ほど、この気持ちは強くなります。
でも、考えてみてください。混雑を避けて動くのは、迷惑どころかありがたがられること。
そして何より、数十年働いて、家族の予定を優先してきた自分が平日に休むことに、誰の許可もいりません。
後ろめたさは最初の1回だけです。

「いいのかしら」って思う気持ちこそ、がんばってきた証拠。だからこそ、堂々と休んでいいんですね
平日 旅行×50代割引で、もっとお得になる
平日旅の「安い」は、50代ならさらに上乗せできます。
旅行の世界には、50歳から使える割引や会員制度が意外と多くあります。JRには満50歳から入れる会員制度がありますし、宿泊予約サイトには「50歳以上限定」のプランが用意されていることもあります。
とくに50歳以上限定の宿泊プランは平日利用が前提のものが多く、平日旅とは相性抜群です。「平日に動ける50代」は、割引の世界でもいちばん恵まれた立ち位置なのです。
50代から使える割引の全体像は、50代 割引は50歳から使える|映画の夫婦50割引とJR会員制度3つの記事で整理しています。JRの会員制度は会社ごとに年齢も年会費も違うので、お出かけ前に読んでみてください。

平日×50代割引の掛け算。せっかく対象なんだから、使わない手はないですね
平日旅、まずはここから。小さく始める3つのかたち
「平日に旅行」と言っても、いきなり泊まりの計画を立てる必要はありません。小さく始めるなら、こんなかたちがあります。
- 平日の日帰りから:近場の温泉や美術館へ。開館直後の時間帯なら、さらに静かです
- 1泊2日の夫婦旅・ひとり旅から:観光を詰め込まず、宿でのんびりする旅は平日と相性◎
- 火〜木曜を狙う:月曜は休館・定休日が多く、金曜は料金が週末寄りになりがち。真ん中の火〜木がいちばん動きやすい曜日です
まとめ
平日 旅行のすすめを整理しました。
- 「平日に動ける」は50代の新しい特権。曜日をずらすだけで旅が変わる
- メリットは3つ。同じ宿が安い・空いている・ゆっくりできる
- 宿の料金カレンダーを開けば、曜日でいくら違うかがその場で分かる
- 注意点は休館日の確認と「後ろめたさ」。後ろめたさに許可はいらない
- 50歳から使える割引・限定プランと組み合わせれば、お得はさらに上乗せ
- まずは火〜木の日帰りから小さく始めてみる
土日の混雑の中でがんばる旅から、平日の静けさを味わう旅へ。50代からの旅は、量より質で楽しみましょう。

空いている平日の景色は、がんばってきた自分へのごほうび。ゆっくり味わってきてくださいね
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