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若見えのために、毎日せっせとマッサージをしていた時期がありました。
ところが数年後、気づいたらシミが増えて、肌はくすんでごわごわに。
原因がマッサージだと知ったのは、ずいぶん後のことでした。
老化対策のつもりでやっていたことが、逆効果だったなんて、なかなかショックですよね。
この記事では、肌への刺激がシミを作る仕組みと、40代・50代におすすめの「摩擦ゼロ」な代替ケアをご紹介します。

老化を防ごうとして頑張るほど、逆にシミを増やしてしまうことがあるんです。知っておくだけで、ケアの選び方がガラッと変わりますよ。
マッサージ シミの原因になる仕組み
フェイスマッサージやリンパマッサージは「血行が良くなる」「たるみが引き上がる」というイメージがありますよね。
でも、やり方によっては肌の摩擦がシミを作る引き金になります。
仕組みはこうです。
肌をこすると、皮膚の中で「微弱な炎症」が起きます。
その炎症を修復しようとして、肌はメラニン色素を活発に作り始めます。
本来、メラニンはターンオーバーで排出されるものですが、年齢とともに代謝が落ちると排出しきれず、シミとして定着してしまうのです。
「強く押しすぎないようにしている」という方も要注意で、指でなぞるだけでも毎日続ければ積み重ねの刺激になります。

シミの原因として紫外線はよく知られていますが、摩擦も同じくらい大きな原因のひとつといわれています。
美容ローラーも要注意だったという体験談
私自身、15年以上前にビオローラーに似た美容ローラーを購入して、約5年間、毎日まじめに使い続けていました。
テレビのテレショップで見て「お顔の筋肉を鍛えてリフトアップ」という売り文句に惹かれて。
当時はドラマの中でも主演の女優さんがころころやりながらセリフを言っているシーンがあったりして、電気も使わず鏡もなくても手軽にできる、本当に身近なケアでした。
ところが使い続けた結果、シミが増えて、肌がくすんでごわごわになってしまいました。
美容ローラーが原因と気づいたのは使い終えてからずいぶん経ってから。
回復するには時間とお金が結構かかりました。
知ってさえいれば、防げたことでした。
ここで、わかりやすいたとえ話をひとつ。
肘や膝って、赤ちゃんのときはあんなにふわふわ柔らかいのに、大人になるにつれてごわごわと硬くなりますよね。
あれは長年にわたって刺激を受け続けてきた結果です。
床についたり、テーブルに当たったり、毎日の小さな摩擦の積み重ねが、皮膚の状態を変えてしまっている。
お顔も同じです。毎日こすり続ければ、少しずつダメージが積み重なっていきます。
同じような体験をしてほしくないので、ここに書いておきます。

続けるほど効果が出ると思って頑張っていた分、ダメージも積み重なっていたんですね。摩擦は毎日の小さな刺激の積み重ねが問題なので、気づきにくいのがやっかいなところです。
できてしまったシミ、美容治療という選択肢
すでにシミができてしまっていて「早くどうにかしたい」という方には、レーザー治療などの美容治療という選択肢もあります。
以前は1か所1万円以上が当たり前でしたが、現在は小さなシミなら数千円から受けられるクリニックも増え、ずいぶん身近になりました。
治療を受けること自体は悪いことではありません。
ただ、知っておいてほしいことがあります。
レーザー照射は細胞に刺激を与えるため、術後のケアをしっかりしないと新たなメラニンが作られてしまうこともあります。
治療後は紫外線対策と保湿を徹底し、肌に刺激を与えないことが新たなシミを作らないために大切です。
また、シミ取りをしたあと「また新しいシミが出てきた」と感じる方もいらっしゃいますが、これはかならずしも治療が原因とは限りません。
肌の奥にすでに蓄積されていたメラニンが、ターンオーバーによって少しずつ表面に押し上げられてきた、というケースも多いのです。
治療を受ける際は、リスクをしっかり知ったうえで、慎重に選択されることをおすすめします。

シミが取れた後、また別のシミが出てきたとしても、それが治療のせいとは限りません。肌の奥に眠っていたメラニンが表面に上がってきたということも十分考えられます。
マッサージよりも代謝を上げることが近道
摩擦を与えずにシミを増やさないために、一番効果的なのは体の内側から代謝を上げることです。
子どもの頃、夏に真っ黒に日焼けしても、秋になれば自然に白く戻っていましたよね。
あれはターンオーバーが活発で、メラニンをどんどん排出できていたからです。
大人になって代謝が落ちると、排出に時間がかかるようになり、シミとして残りやすくなります。
逆にいえば、代謝を良くすれば肌の回復力も上がるということです。
お風呂でしっかり温まる
シャワーだけで済ませがちな方も多いですが、湯船にゆっくり浸かることで全身の血行が良くなります。
運動・筋トレを取り入れる
筋肉量が多い人ほど老化が遅いというエビデンスもあります。
激しい運動でなくてもよく、毎日少し歩く、スクワットを数回やるだけでも積み重ねになります。
また、洗顔やクレンジングのときも「こすらない」「熱いお湯を使わない」が肌刺激を減らす大切なポイントです。
→ クレンジングで敏感肌を作っていた?摩擦・オイル2つをやめたら肌が変わった話

代謝を上げることは、シミだけでなく全身の老化対策にもなります。特別な器具なしでできることから始めるのが、一番コスパがいいかもしれませんね。
摩擦ゼロで使える器具の種類
体全体への働きかけなので、代謝アップの効果を感じるまでには少し時間がかかります。
並行して肌に直接ケアするなら、「摩擦を与えない器具」を選ぶことが大切です。
最近は、美顔器を日常的に使う方がずいぶん増えてきました。
手で塗るだけのスキンケアには限界があると、多くの方が実感し始めているからかもしれません。
以前は「美顔器=特別なもの」というイメージがありましたが、今はすっかり身近なケアのひとつになってきています。
美顔器にはいくつか種類があり、それぞれ目的が異なります。
① LEDマスク
光(赤・青・緑など)を顔全体に当てるタイプです。
肌に触れるだけで擦らないため、摩擦ゼロ。
マスクを装着したままスマホを見ながら使えるものも多く、ながらケアができます。
EMS機能と組み合わせたマスク型も人気で、表情筋にアプローチしながら光ケアができるタイプも出ています。
② EMS美顔器
微弱電流で表情筋にアプローチする器具です。
スティック型やマスク型があり、こちらも摩擦はありません。
ただし、ジェルをつけずに使うと摩擦が起きてしまうので、必ずジェルや美容液を使って滑らせることが大切です。
④ イオン導入美顔器
微弱電流を使って、美容液の成分を肌の奥まで届ける器具です。
擦らず・触れるだけなので、摩擦ゼロで使えます。
シミのケアに使われるビタミンC誘導体やトラネキサム酸などの成分と組み合わせると、より効果的といわれています。
美容クリニックでも行われている施術ですが、市販の家庭用タイプも多く出回っており、手軽に取り入れやすくなっています。
③ フェイシャルスチーマー(このブログではあまりおすすめしていません)
蒸気を顔に当てることで毛穴を開き、化粧水の浸透を助けることを目的とした器具です。
摩擦という点では問題ありません。
ただし、スチームの温度は40度前後のものが多く、このブログでおすすめしている洗顔の適温(32〜34度)より高めになります。
熱いものも冷たいものも、肌にとっては刺激になります。
シミが気になる方にはこの記事では積極的におすすめしていません。
保湿目的で使う場合は、ご自身の肌の様子を見ながら判断されてください。
⑤ RF(ラジオ波)美顔器(このブログではあまりおすすめしていません)
熱エネルギーで肌の奥を温める器具です。
摩擦はありませんが、熱による刺激が肌に加わるため、シミが気になる方は注意が必要です。
スチーマーと同様に、熱が肌への刺激になる可能性があるため、この記事ではあまりおすすめしていません。

器具選びの基準は「こすらない・強い刺激を与えない」の2点です。どれを選ぶにしても、この2点を確認してから購入するのがおすすめですよ。
まとめ
- フェイスマッサージや美容ローラーは摩擦でシミを増やすことがある
- 美容治療は身近になったが、術後ケアが大切
- 代謝を上げることがシミ対策の根本
- 洗顔・クレンジングも「こすらない・熱いお湯を使わない」が基本
- 器具を使うなら「摩擦ゼロ」を基準に選ぶ
老化を防ごうと頑張るほど、逆効果になることもある。
知ってさえいれば、もっと早くやめられたのに、と思うことがあります。
40代・50代のスキンケアは「頑張りすぎない美容」のほうが、肌には優しいのかもしれません。

マッサージをやめるだけでも、肌への刺激はぐっと減らせます。まずは「こすらない」から始めてみてくださいね。
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