「毛は、見えたら恥ずかしい」
ずっとそう思っていました。
小さい頃、亡くなった母が縁側でクリームを塗りながら顔の毛を剃っていたんです。
明るい日差しの中で、当たり前みたいにやっていて。
それを見て、あ、そういうものなんだ、と思い込んでいました。
大人になってから自分でやってみたら、顔が真っ赤になりました。
でも「そういうもの」だと思っていたので、気にせず繰り返して。
口まわりは2日に1回、夏は腕も足も処理して。
それが「普通」だと思っていました。
でも今は、ほとんどやっていません。
体毛 役割——それを知ったからです。
脱毛が悪いと言いたいわけじゃないんですが、知ってからの選択と、知らないままの処理は全然違うなと思っています。
「毛を全部処理しなきゃ」と思い込んでいた
口まわりの毛は2日に1回ほど剃っていました。
顔が真っ赤になっても、しばらくすれば落ち着くし、仕方ないと思っていて。
夏は腕や足も気になって、露出が増えるたびに処理していました。
「見える部分の毛を放置している」ということが、恥ずかしいと感じていたんです。
でもそれって、誰かに教わったわけじゃなくて、ただ刷り込まれていただけだったんだなと、今は思います。
体毛には、ちゃんと役割があった
顔の産毛——木陰のように日差しをやわらげてくれる
顔の産毛には、じつは紫外線を防ぐバリアの役割があります。
草原の木が日陰を作るみたいに、肌の上で日差しをやわらげてくれているイメージです。
さらに、口まわりなど皮膚が薄い部分の産毛は保湿にも関係しているとされています。
剃ることで角質まで削れて、敏感肌・乾燥・シミにつながることがあります。
顔が真っ赤になっていたのは、肌が「負担だよ」と言っていたサインだったんですね。

知らなかったなあ。でもそう言われると、剃った後に肌がヒリヒリするのも納得です。
腕・足の毛——乾燥と深く関係している
腕や足の毛には、外部の刺激から皮膚を守るクッションのような役割があります。
毛穴の奥にある皮脂腺から出る皮脂が、肌をコーティングして保湿を助けています。
処理を繰り返すと、このバリアが崩れて乾燥しやすくなることがあります。
「毛を剃ると乾燥する」ということが、頭の中でつながっていない人は多いと思います。
私がそうでした。
脇毛——リンパ節を守っている
脇毛には、腕と脇の摩擦を軽減して皮膚を守る役割があります。
また、皮膚の薄い脇の下のリンパ節を外的刺激からガードする機能もあるとされています。
脱毛しても健康上の問題はないとされていますが、こういう役割があったんだと知ると、少し見方が変わりますよね。
光脱毛・医療脱毛をする前に知っておきたいこと
光脱毛やIPL脱毛は、毛のメラニン色素に光を当てて毛根にダメージを与える仕組みです。
ここで大事なのが、日焼けをしないようにすること。
日焼けすると肌にもメラニンが増えます。
そうなると、光が毛だけでなく肌にも反応してしまい、火傷や赤みなど肌トラブルの原因になることがあります。
施術中の期間は常に紫外線対策ができる人でないと、続けるのが難しいかもしれません。
知らずに通い続けていると逆効果になることもあるので、始める前に確認しておきたい点です。

これ、意外と知らない人が多そう。脱毛と紫外線対策がセットって、最初に言ってほしいですよね。
脱毛を否定しているわけじゃない
脱毛を選ぶこと自体は、全然悪いことじゃないです。
ただ、「なんとなく全部やらなきゃ」という感覚のままだと、肌に必要以上の負担をかけてしまうことがあります。
そして、人の目が気になってやってきた、という部分もあって。
でも実は、人って思っているほど他の人のことを見ていないんですよね。
しょっちゅう会っている人に「いつも眼鏡かけてましたっけ?」と言われたことがあって、あ、そういうものか、と気が楽になりました。
1メートル離れたら顔の産毛はほとんど見えないし、若い頃の私みたいに「見られてる」と思っていた人がいたら、少し肩の力を抜いてみてほしいです。
とはいえ、脇は気になっていたので、以前に家庭用の光脱毛器で処理をしました。
今もその効果が続いているので、頻繁にケアする必要がなくなっています。
役割を知ったうえで、それでも自分にとって必要な部位は選んで処理する。そこが、以前との違いかなと思っています。
まとめ
・顔の産毛は紫外線バリア・保湿に役立っている
・腕・足の毛を処理すると乾燥につながることがある
・脇毛はリンパ節と摩擦から皮膚を守っている
・光脱毛中は日焼けすると肌トラブルのリスクが上がる
・「全部処理しなきゃ」をやめたら、肌が楽になった

脱毛が悪いんじゃなくて、知っておくと選択肢が広がるってことですね。


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