離職票 届いたらすぐやることを、実際の体験をもとにまとめます。退職後の手続きで最初に必要になるのが離職票です。
退職後、失業手当(失業保険)の手続きをするために必要になるのが 離職票です。
私も今回の退職で初めて知ったことが多く、
「離職票ってどうやって届くの?」と疑問だらけでした。
そこで今回は、私の体験も含めて
離職票が届くまでの流れと、届いた後にやることをまとめてみました。

退職の手続きって、順番が分からないまま始まるのよね
離職票は、待っているだけでは届かないことがあるのよ
離職票はどうやって作られる?
一般的な流れはこのようになっています。
① 退職
② 会社がハローワークへ「資格喪失届」などの手続きをする
③ ハローワークが離職票を作成・発行
④ 会社を通して退職者に渡される(郵送または手渡し)
私は最初
「離職票は会社が作る書類なのかな?」
と思っていましたが、実際には
ハローワークが発行する書類なんですね。
会社が手続きを行い、その内容をもとに
ハローワークが離職票を発行する仕組みになっています。
必ず郵送とは限らない
ハローワークで相談したときに言われたのが
「離職票は必ず郵送されるとは限りません」
ということでした。
会社によって
・郵送
・会社で手渡し
など、受け取り方法は会社によって違います。
また、会社によっては
申し出があった場合のみ準備する
というケースもあります。
これは会社の手抜きではなく、決まりどおりです。本人が離職票を希望しない場合、会社は離職証明書を出さなくてよいことになっています。だから、黙っていると出てこない会社があるのです。
そのため、退職後に失業手当を申請する可能性がある場合は
退職前に離職票の発行をお願いしておくと安心です。
【追記】2025年1月からマイナポータルでの直接受け取りも可能に
(2026年7月19日追記)
実は、私が退職の手続きをした2026年3月には、すでにこのサービスが始まっていたのですが、当時はまったく知りませんでした。
2025年1月20日から、希望すればマイナポータルで離職票を直接受け取れるサービスが始まっています。
このサービスを利用するには、次の3つの条件を満たす必要があります。
- 本人がマイナンバーカードを取得し、マイナポータルの利用手続き(雇用保険WEBサービスとの連携設定)を済ませていること
- 会社が雇用保険の離職手続きを電子申請で行うこと
- マイナンバーが雇用保険被保険者番号と正しく紐付いていること
条件を満たしていれば、会社の手続きが完了したあと自動的にマイナポータルへ離職票が届くため、郵送を待つ手間がなくなります。
サービスの仕組みや条件については、厚生労働省の「希望する離職者のマイナポータルに「離職票」を直接送付するサービスについて(PDF)」でも図解つきで紹介されています。
受け取った後によくある質問(保存期間や印刷の要否など)は、厚生労働省の「マイナポータルを利用した離職票の受け取りFAQ(PDF)」にまとまっています。
次の仕事が決まっている場合
すでに次の仕事が決まっていて
失業手当を受け取らない場合
離職票は必ずしも必要ありません。さきほどの決まりの裏返しです。
ただし例外があります。離職した日に59歳以上だった人には、希望するかどうかに関係なく必ず交付されます。50代後半は、ここで扱いが変わります。
ただし
・転職先で必要になる場合
・後から必要になる場合
もあるため、迷った場合は
会社に確認しておくと安心です。
私の場合の体験
私の場合、退職前にハローワークへ相談に行ったとき
退職日がはっきり決まっていませんでした。
その場で職業訓練窓口の方が
会社へ電話をして確認してくださり
「離職票の手続きもなるべく早めにお願いします」
と会社に伝えてくださいました。
そのおかげか、思っていたより早く
離職票を受け取ることができました。
健康保険証の返却のときに受け取り
退職後、会社から
「健康保険証を返却してください」
という連絡があり、会社へ行くことになりました。
そのとき
「離職票もできているのでお渡しできます」
と言っていただき、
その場で受け取ることができました。
※健康保険の資格は退職日の翌日になくなるので、その日から使えません。
ただし、会社に返すものは2025年12月2日から変わりました。健康保険証が廃止され、マイナ保険証と資格確認書に切り替わったためです。
「資格確認書」って何?
この言葉、私も最初はよく分かりませんでした。かんたんに言うと、マイナ保険証を使っていない人に配られる、保険証の代わりの書類です。
マイナンバーカードを健康保険証として使う登録をしていない方や、そもそもカードをお持ちでない方に、申請しなくても無料で届きます。病院の窓口に出せば、これまでの保険証と同じように使えます。
特徴は有効期限があること。5年以内で、加入している健康保険が決めています。形や見た目は、協会けんぽ・健保組合・市区町村など、加入先によって違います。
まぎらわしいのが「資格情報のお知らせ」です。こちらはマイナ保険証を使っている方に届く紙で、保険証の代わりにはなりません。名前は似ていますが、別のものです。
いまの決まりは、こう分かれています。
- 返さなくていいもの(自分で破棄します)… 従来の健康保険証/資格情報のお知らせ/有効期限が切れた資格確認書
- 会社へ返すもの… 有効期限内の資格確認書。扶養しているご家族の分も一緒に。高齢受給者証や限度額適用認定証を持っている場合も返します
私のときは、最初に「ご自身で処分してください」と言われたのに、あとから「返却してください」と連絡がありました。返すものと処分するものが入れ替わった時期だったので、会社のご担当も迷われていたのだと思います。
迷ったら、こう考えると分かりやすいです。
- マイナンバーカードを保険証として使っている方 … 手元にあるのは「資格情報のお知らせ」。返さなくて大丈夫です
- マイナ保険証を使っていない方 … 「資格確認書」が届いているはずです。有効期限内なら会社へ返します
それでも分からないときは、書類に有効期限が書かれているかを見てください。期限が書いてあるものが資格確認書です。
厚生労働省「資格確認書について(マイナ保険証を使わない場合の受診方法)」
離職票 届いたらハローワークへ
離職票が手元に届いたら、
必要なものを持ってハローワークへ行きます。
私の場合は、窓口で
・どこに記入するか
・どのように書くか
を丁寧に教えていただきながら
その場で書類を記入することができました。
離職票がなかなか届かない場合は?
離職票は、退職後すぐに届くとは限らず
会社の手続き状況によって時間がかかることもあります。
待つ側の目安になるのが、会社側の期限です。会社がハローワークへ「資格喪失届」を出す期限は、離職の日の翌日から10日以内と決まっています。
そこからハローワークが離職票を作り、会社を通して届きます。2週間を過ぎても来ないときは、会社の手続きが止まっている可能性があります。
私がハローワークで相談した際には
「退職日の翌日から10日〜2週間ほど経っても離職票が届かない場合は、一度ハローワークへ相談してください」
と教えていただきました。
場合によっては
「仮手続き」という形で手続きを進めることができ、
受給資格の決定を急ぐこともできると教えていただきました。
また、ハローワークでは
・今後の手続きの流れ
・失業手当のスケジュール
などについても丁寧に説明してもらえました。
もし離職票がなかなか届かず不安な場合は、
早めにハローワークへ相談してみると安心です。
ハローワークに持っていくもの
私が案内された持ち物はこちらです。
・離職票
・マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)
・印鑑
・通帳またはキャッシュカード
・証明写真2枚
証明写真は、失業手当の手続きで使うため
事前に準備しておくとスムーズです。
ここでひとつ補足しておきます。いまハローワークが公式に案内している持ち物は、これと少し違います。
- 雇用保険被保険者離職票(-1、-2)
- 個人番号確認書類(マイナンバーカード・通知カード・個人番号入りの住民票のいずれか1つ)
- 身元確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 写真2枚(最近の写真・正面上三分身・縦3.0cm×横2.4cm)
- 本人名義の預金通帳またはキャッシュカード
違いは4つあります。ひとつは印鑑。いまの案内に印鑑は入っていません。雇用保険の手続きは押印が廃止されています。
私も念のために持っていきましたが、使いませんでした。ハローワークでいただいたしおりを見返しても、印鑑のことはどこにも書かれていませんでした。
2つめは写真です。枚数は2枚のままですが、規格が決まっています。そして、失業手当の手続きだけなら、この手続きと、そのあとの支給申請のたびにマイナンバーカードを提示すれば、写真は省略できます。
ただし、職業訓練にも申し込むなら、受講申込書に貼る写真が別に必要です。こちらは縦4cm×横3cmのことが多く、失業手当の手続きで使うサイズとは違います。私が写真を用意したのも、職業訓練の申し込みがあったからでした。
写真を撮りに行く手間も費用も省けるので、自分がどちらに当てはまるかは先に確かめておく価値があります。
3つめは離職票そのものです。離職票は「-1」と「-2」の2枚組で、どちらも必要になります。1枚だけ持っていかないように気をつけてください。
4つめは通帳です。本人名義のものに限られます。家族の口座には振り込んでもらえません。
証明写真は、コンビニで安く作れます
私は手元に3か月以内に撮った写真があったので、もったいないと思って「これ、使えますか」と窓口で聞いてみました。サイズが少しずれていましたが、そのまま使えました。
ただしこれは窓口の判断です。これから用意する方は、規格どおりにしておくほうが確実です。
そのときに知ったのですが、証明写真は、スマホで撮ってコンビニのマルチコピー機で印刷できます。アプリでL判の中に何枚か並べたデータを作り、ふつうの写真プリントとして出すだけです。あとは線に沿って切ります。
かかるのはL判1枚分のプリント代だけ。私がやったときは40円でした。マルチコピー機の「証明写真プリント」という専用メニューを選ぶと250円なので、こちらのほうがずっと安く済みます。

写真は先に撮らなきゃ、と思い込んでいたのよね
マイナンバーカードで省けることもあるし、撮るならコンビニがいちばん安いのよ
ハローワークインターネットサービス「雇用保険の具体的な手続き」
まとめ
離職票 届いたら、やることは決まっています。
退職後に失業手当を申請する場合、
離職票はとても大切な書類になります。
・離職票の受け取り方法
・発行までの期間
などは会社によって違う場合もあります。
退職後の手続きをスムーズに進めるためにも
離職票について事前に会社へ確認しておくと安心です。

これから退職を考えている方の参考になればうれしいです
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