退職前 ハローワーク相談には、2月末の退職を前にした1月から、全部で4〜5回通いました。
退職することを主人に伝えたとき、「今年一番びっくりした」と言われました。それでも「今までずっと頑張ってきたんだから、少しゆっくりしたらいいよ」と言ってくれて、すぐに次の仕事を探すのではなく、職業訓練で学び直す道を考えるようになりました。
通ってみていちばん相談したのは、意外にも職業訓練の中身ではなく、失業保険があと何日残っていれば訓練に通えるのかということでした。
退職前の相談でいちばん役に立ったのは、失業保険の日数から「何月に始まるコースまでなら間に合うか」を、窓口で計算してもらえたことでした。
この記事では、実際の相談の流れ、窓口で計算してもらった数字、職業訓練を断ったときのこと、職員さんへのお願いの仕方、空いていた時間帯、LINEの使い方まで、通ってみて分かったことをまとめます。
なぜ退職前に行ったほうがいいのか、いつから行けばいいのかは、ハローワーク 退職前に行くべき3つの理由【いつから行けばいい?体験談】にまとめています。

退職前の相談って、何を聞けばいいのか迷うのよね。実際に聞いたことを順番に見ていくわね
退職前 ハローワーク相談は4〜5回|実際の相談の流れ
1回目は、在職中でも相談できるのかを確かめるところから始まり、その場で求職の登録までしてもらいました。
そのとき、自分で調べていた前年度のコース一覧の中に、1月の時点でまだ申し込みに間に合うコースがありました。同じ訓練校で、始まる時期をずらした2つのコースです。窓口で2つとも資料を出してもらい、その日は決めずに持ち帰りました。
家でゆっくり比べて、2回目に「こちらに決めます」と伝えると、その場で申し込みを進めてもらえました。このとき、ハローワークに出す書類と、訓練校に出す書類の2種類を準備してくださいと教えてもらいました。
3回目は、そろえた書類を持って行きました。そのあと、訓練校には自分で電話をして、見学を申し込みました。
流れを並べると、こうなります。
- 1回目:求職の登録。気になるコースの資料をもらって持ち帰る
- 2回目:コースを決めて申し込み。必要な書類(ハローワーク用・訓練校用)の案内を受ける
- 3回目:書類を提出する
- そのあと:訓練校に自分で電話して見学する
資料はその場で決めずに持ち帰り、家で比べてから申し込んで大丈夫でした。
電話で済むことは電話にしましたが、窓口の方がとても親切だったので、顔を見て話したくて足を運んだ日もあります。気づけば、退職前だけで4〜5回通っていました。

1回で全部決めなくていいのよ。資料を持ち帰って、家でゆっくり比べられたわ
ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)|厚生労働省
ハローワークでいちばん相談したのは「失業保険が何日残るか」
職業訓練に通いながら失業保険を受け取るには、訓練が始まる時点で、失業保険の日数がある程度残っている必要があります。
私が窓口で聞いたのは、「離職票が届いてすぐに手続きをしたら、何月に始まるコースまで選べますか」ということでした。私の失業保険は120日分です。
窓口の方がその場で計算してくれた答えは、「6月に始まるコースならぎりぎり。安全を見るなら5月までかな」でした。
失業保険の日数と、待つ期間(給付制限)があるかどうかで、間に合う開講月が変わります。
国の決まりでは「3分の2をもらい終わる日まで」
ハローワークの案内によると、職業訓練の受講を指示してもらえる(失業保険を受け取りながら通える)のは、失業保険の日数の3分の2をもらい終わる日までに始まるコースです。
自己都合で退職して給付制限がある場合、50代に多い日数で見るとこうなります。
| 失業保険の日数 | この日数分をもらい終わる日までに始まるコース | 訓練が始まる時点で残っている日数 |
|---|---|---|
| 90日 | 60日分 | 31日以上 |
| 120日 | 80日分 | 41日以上 |
| 150日 | 100日分 | 51日以上 |
※給付制限がない場合は条件がゆるくなります(90日の人は90日分、120日・150日の人は120日分まで)。
私の場合、給付制限が終わったのが4月11日でした。そこから80日分をもらい終わるのは6月の終わりごろです。窓口で言われた「6月ならぎりぎり」は、この決まりどおりの答えでした。
自分の日数は、雇用保険受給資格者証の「所定給付日数」の欄で確かめられます。
ただ、受講を指示するかどうかは、最後はハローワークが判断します。自分の日付で窓口に計算してもらうのが、いちばん確実です。
職業訓練を受けると失業保険がどうなるのか(訓練が終わるまで延びることなど)は、職業訓練 失業保険はどうなる?ハローワークで相談してわかった制度と注意点【体験談】にまとめています。
手続きを遅らせようか、迷ったこと
実は最初、「離職票が届いても、手続きはゆっくりにしようかな」と考えていました。
相談した時点では、新しい年度のコースの予定がまだ出ていませんでした。もし行きたいコースが6月より後に始まると分かったら、失業保険の日数が足りなくて通えなくなるかもしれない。それなら手続きを遅らせて、スタートを後ろにずらしたほうがいいのでは、と思ったのです。
そこで、前年度のコース一覧を見直しました。私が行きたい分野のコースは、だいたい4月か5月に始まっていました。これなら離職票が届いてすぐに手続きしても間に合うと自分で判断して、そのとおりにしました。実際、そのあと通ったIT経理科(簿記・給与計算・FP・Word・Excel・Webクリエイターの6つを学ぶコース)にも間に合いました。
迷ったときは、前年度のコース一覧を見ると、だいたいの開講月の見当がつきます。
なお、失業保険を受け取れる期間は、原則として退職した日の翌日から1年間です。手続きを遅らせるかどうかは、窓口で自分の日付を計算してもらってから決めるほうが安心です。
職業訓練で給付制限を解除してもらう申し出には期限があります。その話を含めた説明会当日の流れは、失業保険 説明会に行ってきた|流れ・持ち物・注意点まとめ【体験談】にまとめました。

何月まで間に合うかは、人によって違うのよ。自分の日付で計算してもらうのがいちばんだわ
職業訓練を断るときも、まずハローワークに相談した
申し込みも見学も済ませていたコースを、私は途中で辞退しました(断った理由は、上でご紹介した「退職前に行くべき3つの理由」の記事に書いています)。
断ると決めて、まず窓口へ行きました。断りたいことを伝えるのと一緒に、「新しい年度のコースはいつ分かりますか」「同じ内容のコースは来年度もありますか」と相談しました。
答えは、「新しい年度の予定はまだ出ていません。同じ内容のコースがあるかどうかも、開いてみないと分かりません」というものでした。
それでも断ると決めて、そう伝えました。すると、「訓練校へは、ご本人から電話してください」と言われたので、自分で電話をしてお断りしました。
断るときは、まずハローワークに相談して、訓練校へは自分で電話をする流れでした。
一度断っても、そのあと別のコースに申し込むことはできました。私はその後、IT経理科のコースに通っています。
気をつけたいのは、黙って選考を休むことです。選考試験を欠席すると「応募辞退」として扱われます。応募から選考までの流れは、職業訓練 応募人数はいつわかる?確定タイミングと当日の流れ【体験談】に書いています。

断るのは気が引けるけれど、黙って休むより、先に相談するほうがずっといいのよ
ハローワークの職員さんは指名できる?|受付で「続きの相談です」
最初の2回は、偶然、同じ職員さんが担当してくれました。とても感じのいい方だったので、お名前を覚えておきました。
3回目のとき、受付で番号札を取りながら「前回この方に相談して、その続きの相談です」と伝えました。返ってきたのは「空き次第お呼びしますね」という言葉で、それほど待つこともありませんでした。
たくさんの人の相談を受けている方なので、私の話を全部覚えてくださっていたとは限りません。それでも、事務的な対応ではないと感じられて、安心して相談できました。同じことを何度も説明しなくていいのも、気持ちの面で楽でした。
職員さんのお名前を覚えておいて、受付で「続きの相談です」と伝えるだけでよかったです。
「担当者制」を設けているハローワークもある
ハローワークによっては、同じ担当者が1〜3か月続けて相談にのる「担当者制」を予約制で設けているところもあります。雇用保険を受けている人が対象に入っていることもあり、窓口か総合受付で申し出る形です(電話では予約できないところもあります)。
私は制度を使ったわけではなく、受付で一言お願いしただけです。続けて相談したい方がいるなら、まずは受付で聞いてみてください。
ハローワークが空いていた時間帯|私の窓口は15時以降
最初の相談で午前中に行ったら、けっこう人が多くいました。窓口の方と話す中で教えてもらったこともあり、2回目からは15時以降に行くようにしました。
呼ばれるまでは、すぐのときもあれば、5分くらい待つときもありました。それほど待たなかった印象です。
ただ、混む時間帯はハローワークによって違います。たとえばハローワーク宇都宮は、「10時ごろまでは比較的空いている」「12時半前と16時過ぎは混む」「月初め・月末・月曜日は特に混む」と案内しています。私の窓口とは、ほとんど逆です。
空いている時間帯は場所によって違うので、自分の窓口で聞くのがいちばん確実です。
混雑の目安を貼り出したり、ホームページに載せたりしているハローワークもあります。夕方に行く場合は、窓口が閉まる17時15分に近くならないように、時間に余裕をもって出かけると安心です。
ハローワークのLINEで知った説明会が、通ったコースにつながった
1回目の相談のとき、ハローワークの公式LINEへの登録をすすめられて、その場で登録しました。
メニューには、新着求人、かんたん求人検索、ハローワークインターネットサービス、求人情報誌、イベント情報、職業訓練などが並んでいて、必要な情報にすぐたどり着けます。
私がよく見ていたのは、職業訓練の情報です。ある日、訓練校の方が来て話をしてくれる説明会の案内が届きました。その日は2つの訓練校の説明会が同時に開かれていて、1対1で話を聞けました。興味のあった訓練校だったので、気になっていたことを直接たずねることができました。
LINEで知った訓練校の説明会が、そのあと実際に通ったIT経理科のコースにつながりました。
訓練中も役に立った
LINEは、訓練校に通い始めてからも見ていました。企業の就職説明会の案内が来ていて、気になるものがあったので、訓練校の方に「こんな案内が来ていました」と相談したこともあります。仕事を探している知り合いに「これ、いいんじゃない?」と教えてあげることもありました。
求人の案内は、条件を確かめてから
一度、LINEで見つけた求人に、説明会に行かずに応募したことがあります。ところが、案内だけでは情報が少なく、思っていた勤務時間とちがっていて、フルタイムの募集でした。結局、見送りました。
LINEの案内は入り口です。勤務時間やフルタイムかどうかは、求人票や説明会で確かめてから応募すると安心です。
LINEのアカウントは、都道府県の労働局やハローワークごとに分かれています。お住まいの地域の労働局やハローワークの名前と「LINE」で探すか、窓口で聞いてみてください。
まとめ|退職前 ハローワーク相談でわかったこと
退職前 ハローワーク相談に4〜5回通って分かったことです。
- 資料はその場で決めずに持ち帰って大丈夫。申し込みにはハローワーク用と訓練校用の書類がいる
- いちばん相談したのは失業保険の日数と開講月の関係。受講を指示してもらえるのは、失業保険の日数の3分の2をもらい終わる日までに始まるコース
- 私は120日で、窓口の答えは「6月ならぎりぎり、安全を見て5月まで」
- 職業訓練を断るときは、まずハローワークに相談し、訓練校へは自分で電話
- 職員さんへは、受付で「続きの相談です」と伝えればお願いできた
- 空いている時間帯は場所で違う。私の窓口は15時以降が空いていた
- LINEの案内は入り口。求人は条件を確かめてから
窓口で計算してもらった数字があったから、手続きを急ぐか待つかを自分で決められました。
退職前の相談は、制度を覚えるためというより、自分の日付で考えるための材料をもらいに行く場所でした。

分からないことは、窓口で自分の日付で聞いてみてね。1回で決めなくても大丈夫なのよ
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