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秋になって、日差しがやわらいできました。
でも、車を運転していると、低い位置から差し込む日差しが気になりませんか。
車 紫外線対策というと、日焼け止めやアームカバーを思い浮かべる方が多いと思います。でも、いちばん効いているのは、実は車の窓ガラスです。
私がそれに改めて気づいたのは、通学の途中でした。前を走る車のリアガラスが真っ黒で、いつもどおりの車間距離なのに、なぜかブレーキが遅れがちになったのです。
この記事では、その日に気づいた3つのことをまとめます。若いころの反省と、私が車選びでずっと大事にしてきた「窓ガラス」の話です。

今日は車の窓のお話よ。紫外線だけじゃなくて、後ろを走る人の目のことも少しだけ考えてみてほしいの。
気づき① 黒いリアガラスは、後ろの車の見通しもふさいでいた
その日も、いつものように車間距離をあけて走っていました。それなのに、前の車がブレーキを踏むたびに、こちらは少し急ブレーキっぽくなってしまいます。安全な距離をうまく保てない感じがして、理由がわかりませんでした。
しばらく走ってから、やっと気づきました。前の車のリアガラスに、黒いフィルムが貼ってあったのです。その車の先がまったく見えないので、私が頼れるのは、前の車のブレーキランプだけでした。
ふだんは「前の前の車」まで見て運転していた
ふだん私たちは、前の車のリアガラスとフロントガラスを通して、その先の車まで見ています。
前の前の車がブレーキを踏んだのが見えるから、自分も早めに準備できる。
前の車のブレーキが少し遅れても安全に走れているのは、この「先読み」のおかげです。私はこのとき初めて、それを無意識にやっていたことに気づきました。
前の車の先が見えないときに、私が気をつけること
前の車の先が見えないと、先読みができません。そんなときは、次のことを意識するようにしました。
- 車間距離をいつもより広めにとる:前の車のブレーキランプしか手がかりがないぶん、止まるまでの余裕を増やす
- 前の車の左右から、先の様子を見る:信号の色や、隣の車線の車の動きで、流れが止まりそうかを先に知る
- アクセルを早めにゆるめる:信号や交差点が近づいたら、ブレーキの前にまずアクセルを戻す

先が見えない車の後ろでは、少し下がって走るだけでぐっとラクになるのよ。
気づき② 後ろの窓の黒いフィルムは、違反ではない。だから知っておきたい
若いころの私も、黒いフィルムを貼っていた
実は私も、10代から20代のころは、車の窓に黒いフィルムを貼っていました。運転が楽しくて仕方なかった時期です。車の中が外から見えないことや、黒い窓がなんだかおしゃれに見えることが、うれしかったのだと思います。
当時も、黒いフィルムはあまりよくないものだ、くらいには思っていました。でもその理由は、バックするときに後ろが見えにくいとか、横から来るバイクに気づきにくいとか、「自分が見えにくくなる」ことだけだと思っていました。後ろを走る車の見通しまでふさいでいたなんて、考えたこともありませんでした。
50代になってやっと気づいたことを、今は深く反省しています。
法律で決まりがあるのは、前の3枚の窓だけ
ここで誤解のないように書いておきます。
国のルール(道路運送車両の保安基準)で、光が70%以上通らなければいけないのは、前の3枚の窓です。
- フロントガラス
- 運転席の横の窓
- 助手席の横の窓
後部座席の横の窓と、リアガラスには、この決まりがありません。後ろの窓が真っ黒でも、それ自体は違反ではありません。
日差しをさえぎりたい、子どもを乗せるので車内を見られたくない、などの理由で選ぶ方もいます。それぞれに事情があるので、黒い窓を責めるつもりはありません。
ただ、私のように「後ろの車の見通しのこと」を知らないまま貼っている人も、きっといると思います。これから貼るかどうか迷っている方の、判断材料のひとつにしてもらえたらうれしいです。
気づき③ 車 紫外線対策は、透明な窓ガラスでもできる
窓を黒くしなくても、紫外線はちゃんと防げます。決め手になるのは、ガラスそのものの「UVカット」の性能です。
フロントガラスはほぼ止めてくれる。差が出るのは横の窓
フロントガラスは、2枚のガラスの間に膜をはさんだ「合わせガラス」です。ガラスメーカーのAGCによると、この膜のおかげで、フロントガラスは紫外線を約99%カットしています。今の車なら、フロントガラスに何かを貼ったり塗ったりしなくても、紫外線はほぼ止まっているということです。
差が出るのは、横の窓とリアガラスです。こちらは膜をはさんでいない1枚の「強化ガラス」が一般的で、UVカット率は90%前後です(同じくAGCによる)。紫外線を約99%カットするタイプのガラスもありますが、ついているかどうかは車種やグレードによって違います。
JAF(日本自動車連盟)が、UVカットの性能が違う4台の車で、運転席に届く紫外線を調べたテストがあります。
- UVカットではない透明なガラスの車:横の窓とリアガラスで、強い紫外線が届いた
- UVカットガラスの車:どの窓も、日焼けが始まるとされる強さを下回った
- すべての窓が約99%カットのガラスの車:どの窓でも、紫外線はほとんど届かなかった
同じように窓を閉めていても、ガラスの種類で、車の中に届く紫外線はこれだけ変わります。
私が車を選ぶ条件は「全部の窓がUVカット」だった
私が車を選ぶときに、必ず確かめてきたことがあります。前も横も後ろも、360度すべての窓がUVカットガラスになっていることです。気に入った車であることはもちろん大事ですが、この条件だけはゆずりませんでした。
今の車も、この条件で選びました。退職をきっかけに家計を見直したとき、私は「もう車は買い替えない」と決めました。今の車をきちんと手入れして、乗れなくなるまで乗るつもりです。たぶん、これが私の最後の車になります。
車を買い替えないと決めた理由については、50代 退職 お金の不安から始めた暮らしの見直し【体験談ブログ】の記事で書いています。
調光レンズの色が変わらないことが、安心の目印
私がふだんかけているメガネは、「調光レンズ」です。紫外線に当たると、レンズの色が自動で濃くなります。外に出るとサングラスのようになり、家の中に入ると透明に戻ります。
このメガネで今の車に乗ると、運転中もレンズの色が変わりません。家の中にいるときと同じ、透明なままです。色が変わらないということは、窓ガラスが紫外線を止めてくれているということ。それが目に見えてわかるので、安心してハンドルを握れます。長い時間運転しても、ストレスを感じません。
調光レンズの色が変わらないことが、私にとっては「この車は紫外線を通していない」という目印になっています。
調光レンズについては、ブルーライトカットは必要ない?眼鏡屋さんで知った衝撃の新常識3つの記事でも紹介しています。

目で見て確かめられる目印があると、安心よね。
秋こそ車 紫外線対策を|太陽が低いと横から差し込む
夏が終わると、紫外線のことは忘れがちです。でも秋から冬は、太陽の位置が低くなります。そのぶん、日差しが正面や横から車の中に差し込みます。
フロントガラスは紫外線をほぼ止めてくれますが、横の窓はそこまで止められない車もあります。運転中、片方の腕や顔の片側だけが日焼けするのは、このためです。
日差しがやわらいだと感じる秋こそ、横の窓から入る紫外線に気をつけたい季節です。
まぶしさは、紫外線とは別に対策する
もうひとつ気をつけたいのが、低い太陽のまぶしさです。
JAFは、秋から冬は太陽が低く、通勤・通学の時間帯とまぶしい時間が重なりやすいと注意を呼びかけています。JAFのテストでは、正面から西日が当たると、歩行者や対向車がほとんど見えなくなりました。
UVカットガラスは紫外線を止めてくれますが、まぶしさまでは消してくれません。調光レンズも、車の中では色が変わりません。まぶしいときは、次の方法を使ってください。
- サンバイザーを下ろす:ただし信号が隠れることがあるので、見えにくいときは頭の位置で調整する
- シートの位置を見直す:シートが低すぎたりハンドルから遠すぎたりすると、サンバイザーで光をさえぎれないことがある
- 運転用のサングラスを用意する:路面の照り返しを抑える偏光レンズが見やすい。夕方の暗い時間には外す
運転用のサングラスの選び方は、サングラス 50代の目を守る選び方3つ|色が濃いほどいい、は誤解?の記事でまとめています。
車 紫外線対策で、自分も車の中も守る方法
ダッシュボードやシートの色あせ、ひび割れも気になりますよね。
フロントガラスで紫外線がほぼ止まっているなら、なぜダッシュボードは傷むのでしょうか。大きな理由は「熱」です。紫外線は止められても、日差しの明るさと熱はガラスを通って入ってきます。JAFのテストでは、気温27℃ほどの秋の晴れた午後でも、ダッシュボードが65℃まで熱くなりました。真夏の気温35℃の日には、79℃に達しています。
肌は紫外線から、車の中は熱から守る。守る相手が少し違うのです。
これから車を選ぶ人は、カタログの装備表で窓ガラスを見る
車を選ぶとき、窓ガラスまで見る人は多くないと思います。でも、毎日のように乗る車なら、確かめておく価値があります。
- カタログの装備表で、窓ガラスの欄を見る:「UVカット」「スーパーUVカット」などの表記が、どの窓についているか確かめる。同じ車種でも、グレードによって違うことがある
- わからないときは、販売店で「全部の窓がUVカットですか」と聞く:フロントだけ、前の横の窓まで、など範囲が車によって違う
今の車に足すなら、透明なUVカットフィルムを施工店で
今の車の窓がUVカットではない場合は、あとから透明なUVカットフィルムを貼る方法があります。色の濃いフィルムでなくても、紫外線は防げます。
ネットでは、車種ごとに切ってある透明フィルムも売られています。ただ、口コミを見ると「サイズが合わずに自分で切ることになった」「空気が抜けずにしわになった」という声が並んでいました。慣れない人が自分で貼るには、ハードルが高い作業です。
貼るなら、カーフィルムの施工店にお願いするのが確実です。運転席と助手席の窓は、貼ったあとも光が70%以上通ることが条件なので、施工店で測って確かめてもらえると安心です。
窓に塗るタイプやスプレータイプのUVカット剤も売られています。ただ、どのくらい紫外線を防げるのかを確かめた、メーカー以外のデータは見つかりませんでした。なので、この記事ではおすすめしていません。
停めている間は、サンシェードで車の中を守る
駐車中のダッシュボードには、フロントガラス越しに日差しが当たり続けます。晴れた日に外に停めるときは、フロントガラスの内側にサンシェードを広げておくと、ダッシュボードやハンドルに当たる日差しと熱をさえぎれます。
JAFの真夏のテストでは、サンシェードを使った車のダッシュボードは52℃でした。何もしない車の79℃より、27℃も低くなっています。
傘のように開くタイプなら、たたむと折りたたみ傘くらいの大きさになり、ドアポケットにしまえます。
北海道・十勝のカー用品メーカーが作っている「ソーラーバリアン」は、表面が銀色のチタンコーティングで、日差しと熱を跳ね返すサンシェードです。骨の先が柔らかい樹脂で曲がるので、車の中を傷つけにくくなっています。サイズはMとLの2つで、Mは軽自動車やコンパクトカー向けです。買う前に、フロントガラスの上の辺・下の辺・高さを測っておくと安心です。
運転中の腕は、アームカバーで守る
今の車の横の窓がどのくらい紫外線を止めるのかわからないときは、運転中だけアームカバーをつけるのも手です。窓側の腕を、手軽に守れます。
日本の靴下メーカーが作っている、オーガニックコットンのアームカバーがあります。長さは約55cmで、親指を通す穴がついているので、手の甲まで覆えます。綿が中心の素材なので、冷感素材のひんやり感が気になる秋にも使いやすいです。
UVカット率は色によって違い、いちばん高いのはブラックの99%です。運転用に選ぶなら、ブラックがおすすめです。
窓を黒くするより、透明なまま紫外線を止める。それが、自分にも後ろの車にもやさしい選び方です。
まとめ
- 前の車の黒いリアガラスで、後ろの車は「先読み」ができなくなる
- 後ろの窓の黒いフィルムは違反ではない。でも、後ろの車の見通しをふさぐことは知っておきたい
- 車 紫外線対策は、透明なUVカットガラスでもできる。差が出るのは横の窓
- 調光レンズの色が車の中で変わらなければ、紫外線が止まっている目印になる
- 秋は太陽が低く、横の窓からの紫外線とまぶしさに気をつけたい
- 今の車で足すなら、透明フィルムは施工店で。停めている間はサンシェード、運転中の腕はアームカバー
若いころの私は、自分のことしか見えていませんでした。50代になってやっと気づけたこのことが、誰か一人にでも届いたらうれしいです。

自分を守る窓が、後ろの人の目もふさいでいたなんてね。気づけた今日から変えていけばいいのよ。
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