6か月通った職業訓練が、修了式の日を迎えました。
入校式の日は、知らない人ばかりの教室で、緊張しながら座っていたのを覚えています。
修了式の日は、一人ひとりの顔と名前がわかる教室で、修了証書を受け取りました。
わたしのクラスの職業訓練 修了式は、事情があって思っていたよりもずっと「事務的」でしたが、それでも胸が熱くなる日でした。
この記事では、職業訓練 修了式の当日の流れ、服装、提出する書類、そして修了後の就職支援について、これから修了を迎える方のためにまとめます。
6か月を終えた50代のわたしの、正直な気持ちも残しておきます。

入校式の日の自分に、今日の教室を見せてあげたいわね
職業訓練 修了式の当日の流れ
わたしのクラスは、修了式の日に簿記の検定が重なったため、特別に短い形の修了式でした。
本来は半日ほどかける修了式を、朝の授業が始まる9時10分から、検定が始まる10時半までに終わらせなければなりませんでした。
朝、いつもの就職支援担当の方が「検定が始まる時間までに修了式を全部終わらせて、検定が終わったら解散です」と説明してくださいました。
わたしは、入校式のときのように訓練校の代表の方があいさつをされるのかなと思っていました。
でもこの日は、代表の方は一度も来られず、就職支援担当の方がおひとりで進めてくださいました。
省けるところは全部省いた形だったので、どこの修了式もこうだというわけではないと思います。
本来なら、入校式のように代表の方のお話などもあったのかもしれません。
当日やったことは、次の3つです。
- 名札と駐車場の使用許可書の返却
- 修了証書の受け取り(一人ずつ手渡し)
- 修了後の流れの説明
入校式の日にもらった物を返す
入校式の日に受け取った、首から下げる名札と、駐車場の使用許可書を返しました。
6か月、毎日首から下げていた名札です。
返すときに、「本当に今日で終わりなんだな」と実感しました。
訓練校のパソコンは、自分のデータを消してから返す
1人1台貸してもらっていたノートパソコンも、この日に返しました。
実は、簿記の前のExcelの授業が終わったときに、一度データの整理をしていました。
簿記の授業ではパソコンを使わないので、その時点でいらないデータを消して、ごみ箱も空にしておいたんです。
それでも、就職が決まっていない方は最後の日まで、このパソコンで就職活動を続けていました。
そのため最終日に、もう一度こんな作業をしました。
- ログアウトできているかの確認
- いらないデータの削除
- ブラウザの閲覧履歴・検索履歴の削除
次にそのパソコンを使う人が、わたしのアカウントで開けてしまわないようにするためです。
就職活動のメールやサイトを開いていた方も多いので、ここは大事なところだと思いました。
就職活動のデータは、自分のUSBメモリに移しておく
訓練校では、データの入ったUSBメモリを一人1本ずつ貸してくださっていました。
持ち帰るのではなく、朝に決まった場所から受け取り、授業が終わったら返す。
教室にいるあいだだけ借りる形で、毎日それをくり返していました。
この中には、ジョブカードや職務経歴書など、就職活動に使うデータも入っています。
訓練校では、修了後2週間はデータを消さずに保管してくださるとのことでした。
必要な人は、修了式の日か、修了後2週間のうちに、自分のUSBメモリなどへデータを移しておくようにと、前々から説明があり、当日もあらためて案内がありました。
わたしは、修了式より前に移しておきました。
ジョブカードは印刷して、評価表と一緒に返ってきた
ジョブカードの中身は、訓練校が全部紙に印刷して、一人ずつクリアファイルに入れて返してくださいました。
家に帰ってから気づいたのですが、その中に「評価表」も入っていました。
訓練期間の職業能力について、知識・技能・技術に関する能力を科目ごとに評価したものです。
評価はA・B・Cの3段階でした。
- A:到達水準を十分に上回った
- B:到達水準に達した
- C:到達水準に達しなかった
わたしは、検定のない科目も含めて全部Aでした。
本当かな、と少し照れくさい気持ちです。
紙で返していただけると、手元にきちんと残るのでありがたいですね。
修了証書は、名前を呼ばれて一人ずつ
修了証書は、いつもお世話になっていた就職支援担当の方が、一人ずつ名前を読み上げて手渡してくださいました。
「お疲れさまでした」「頑張ってくださいね」と、一人ひとりに声をかけながらです。
わたしも「ありがとうございました」と、大きな声で返して受け取りました。
修了証書には、訓練を取りまとめている県の学校の校長先生の名前と、訓練の時間数が書かれていました。
この年になると、名前を呼ばれて証書を手渡しでいただく場面は、めったにありません。
改まった気持ちになり、6か月のことが走馬灯のように思い出されました。
長いようで、あっという間の6か月でした。

名前を呼ばれて、両手で受け取る。大人になると、そういう場面って本当に少ないのよね
修了式の日には「評価アンケート」もある
修了式の日には、科目ごとの評価アンケートを書くことになっていました。
わたしのクラスは時間が短かったので、前の日に書きました。
聞かれたのは、科目ごとの良かったところ・改善してほしいところ、講師の印象、授業の進むスピード、内容、テキストなどです。
まじめに書こうとすると、1時間以上かかる量でした。
普通の修了式なら、みんなで1時間ほど時間を取って書くのだと思います。
わたしは少し不満のある科目もありましたが、先生の評価を「普通」より下にすることは、ほとんどありませんでした。
とても良い先生がいて、その先生には「満足」か「大満足」にしか丸がつけられないくらいでした。
修了式の服装は「入校式と同じスーツ」が無難
前の週までは、クラスで「修了式はスーツで」という話になっていました。
ところが、この日は修了式のあとに簿記の検定があります。
クラスの方が就職支援担当の方に聞いてくださったところ、「窮屈な服で検定を受けるのは大変でしょうから、普段の格好でいいですよ」とのことでした。
それで、わたしのクラスはそれぞれ自由な服装でした。
ただ、本来は、入校式と同じようにスーツで参加するのが無難です。
迷ったら、担当の方に前もって聞いておくと安心です。
入校式の日の服装や流れは、職業訓練 入校式レポ|初日の流れ・ルール・持ち物など体験談まとめの記事にまとめています。
修了式で提出する「就職状況報告書」
修了式の前の週に、就職状況を報告する書類を受け取りました。
渡しに来てくださったのは、訓練を取りまとめている県の学校の方です。
そのとき「全員そろって修了証書が出ることになりました。おめでとうございます」と、先に伝えてくださいました。
出席日数が足りないと、途中で退校になったり、修了証書がもらえなかったりすることもあります。
わたしのクラスは、一人も欠けずに修了できました。
表は「就職状況報告書」、裏は「就職報告書」
表には、名前・住所・コース名などのほかに、今の就職状況を3つから選んで丸をつけます。
- ①就職した、または内定した
- ②自営を始めた
- ③就職していない
①を選んだ人は、雇用形態、1週間の労働時間、雇用保険に入るかどうか、会社名、就職日、仕事の内容などを書きます。
前の勤め先と比べて賃金がどう変わったかを、8つから選ぶ欄もあります。
裏面は、就職や内定が決まった人だけが書く「就職報告書」で、会社の名前や住所、内定日や就職日、業種や職種などを書きます。
3枚目は「就職状況証明書」で、雇用契約書を出さない会社に書いてもらうための用紙でした。
ひとりで迷いながら書かなくてよかった
わたしは最初、受け取った用紙を自分で書いて、そのまま修了式の日に出すものだと思っていました。
とくに迷ったのが、賃金の変化を選ぶ欄です。
わたしは正社員から週20時間のパートに働き方を変えたので、どれに当たるのかわかりませんでした。
ほかにも、業種の欄にぴったり当てはまる選択肢がないなど、迷うところがいくつもありました。
ところが修了式の日に、書き間違えたり迷ったりしないよう、担当の方に確認してもらいながら仕上げる流れが説明されたんです。
迷いながらひとりで書くものではなかったんだ、とそこで初めてわかりました。
修了後は「下書き→写メ→清書→郵送」
修了式の日に、同じ用紙がもう2枚配られました。
そのうち1枚は、名前・住所・電話番号の欄だけ書いて、訓練校に預けました。
なくしてしまう人が出ないように、という理由です。
修了式の日に説明された、就職が決まった人の報告の流れはこうです。
- 雇用契約書を見ながら、報告書を下書きする
- 下書きを写メで就職支援担当の方へ送る
- 直すところを写メで返してもらう
- もう1枚の用紙に清書する
- 配られた切手つきの封筒で、訓練校へ郵送する
雇用契約書は、押印のあるものが必要です。
紙でもらった人はコピーを同封し、PDFでもらった人はLINEで送ればいいそうです。
会社によっては「労働条件通知書」など、別の名前の書類のこともあります。
わたしはまだ雇用契約書が届いていないので、届いたらPDFをLINEで送り、封筒には報告書だけを入れる予定です。
ここまで手伝ってもらえるかは、訓練校によって違うかもしれません。
わたしの通った訓練校では、就職が決まって県への報告が終わるまで、サポートが続きます。
迷ったら、ひとりで書き進めずに、まず担当の方に聞いてみてください。
修了後3か月は「就職支援期間」
修了したら終わり、ではありません。
修了後の3か月間は「就職支援期間」として、引き続き就職を応援してもらえます。
まだ決まっていない人は、修了式の日に、11月に開かれる就職状況の報告会の希望時間を聞かれていました。
まだ決まっていない人には、就職支援担当の方の仕事用の連絡先(LINE)が伝えられ、すぐにやり取りできるようになっていました。
わたしは16名のクラスで最年長でしたが、ありがたいことに、クラスでいちばんに内定をいただきました。
修了前に内定するまでの流れは、職業訓練 就職活動の進め方|修了前に内定した6つのステップ【体験談】の記事にまとめています。
公的職業訓練(ハロートレーニング)の全体のしくみは、厚生労働省のハロートレーニング(公的職業訓練)のページで確認できます。
記念写真はなかった|撮りたい人は前もって相談を
ひとつ心残りがあります。
クラスのみんなと、就職支援担当の方も入れて、記念写真を撮りたかったのですが、叶いませんでした。
訓練校のほうでも、記念写真の時間はありませんでした。
そういうものなのかもしれません。
クラスメートと一緒の写真は、1枚も残っていません。
記念に残したい方は、修了式の前に担当の方やクラスの方に相談しておくといいと思います。
修了式のあとのランチは「終わる時間」を先に確認
修了式と検定が終わったあと、行ける人だけでランチに行きました。
12名が集まり、6人ずつ席に分かれて、楽しい時間を過ごしました。
修了式の日にランチを計画するなら、修了式が何時に終わるのかを、前もって訓練校の担当の方に確認しておくと、段取りがスムーズです。
わたしたちは、簿記の先生が「これまでの生徒さんたちも、修了式のあとにランチに行っていましたよ」と話してくださったことで、修了式が昼ごろに終わると知りました。
流れを聞かないと、なかなかわからないものですね。
写真の代わりに「デジタル寄せ書き」を作った
ランチの帰りの駐車場では「半年後に、またみんなで会って近況を報告したいね」という話も出ました。
それで、記念に残せるものをと思い、登録のいらない無料のデジタル寄せ書きを作りました。
「デジタル寄せ書き」で検索すると、似たようなサービスがいくつか見つかります。
グループLINEで案内するときに、気をつけたことがあります。
- 名前はフルネームではなく、名字だけにしてもらう
- 住所や電話番号は書かない
- アイコンに顔写真は使わない
- 締め切りを決めて、個別の催促はしない
- 集まったメッセージはPDFにして、グループLINEで共有する
アプリも会員登録もいらないサービスでも、インターネット上に残るものなので、個人情報には気をつけたいところです。

写真が残らなくても、言葉は残せるのよね。名字だけでも、ちゃんと誰かわかるものよ
6か月を終えて、いま思うこと
いちばん思うのは、「本当にいろいろ勉強したな」ということです。
Word、ホームページ作り、Excel、給与計算、FP、簿記。
6か月で、これだけのことを学びました。
Word検定、ウェブクリエイター検定、Excel検定、FP3級と、簿記の結果はまだですが、4つの資格を取ることができました。
簿記3級の検定のことは、簿記3級 紙の試験とCBTを両方受けた50代|29点から変えた5つのことの記事にまとめています。
訓練に通ったからこそ取れた資格です。
「50代、まだまだ頑張れる」と思えた半年
訓練に通う前は、「50代になって記憶力が落ちたな」と、よく口にしていました。
前の職場でも、同級生と集まったときにも、そんな話になっていました。
でも、置かれた環境によっては、まだまだ頑張れる。
そう思えた半年でした。
修了式の日の夜、主人にも「本当に自分で自分をほめてあげたい」と話しました。
世代をこえた出会いがあった
もうひとつは、出会いです。
この年になると、新しい出会いは少なくなります。
仕事でお客様と出会うことはあっても、同じ目標を持った、仕事関係ではない人と出会えたのは久しぶりでした。
クラスでいちばん若い方は、入校式のときはまだ19歳でした。
訓練の途中で誕生日が来て、20歳になりました。
そして最年長が、50代のわたしです。
これだけ幅広い世代の方と知り合えたのは、本当に良かったと思います。
入校式の日と、修了式の日
入校式の日は、自分を入れて16名、全員が知らない人でした。
就職支援担当の方のことも、もちろん知りませんでした。
あんなに不安だった入校式と比べると、修了式の日は、クラスの一人ひとりと仲良くなれていて、先生や支援担当の方とも親しくなれていました。
「今日でいったんお別れなんだな」と思うと、胸が熱くなりました。
今日でお別れなんて、寂しすぎる。
だからこそ、そのあとみんなでランチに行けたことが、余計にうれしかったです。
まとめ|職業訓練 修了式の流れと6か月を終えて
職業訓練 修了式の日のことをまとめます。
- 当日は、名札などの返却・修了証書の受け取り・修了後の流れの説明
- 貸与パソコンは、ログアウト・データ削除・履歴の削除をしてから返す
- 服装は、入校式と同じスーツが無難
- 就職状況報告書は、ひとりで迷わず担当の方に確認しながら仕上げる
- 修了後3か月は「就職支援期間」として応援してもらえる
- 記念写真やランチは、前もって相談・終わる時間を確認しておく
入校式の日は、6か月先のことなんて想像もつきませんでした。
終わってみると、長いようで短い、本当にいい経験でした。
これから訓練に通う方、いま通っている方の参考になればうれしいです。

6か月、本当にお疲れさま。ここからが、新しいスタートね
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