火災保険 見直し 50代|補償はどこまで減らせる?わが家の判断基準

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火災保険 見直し 50代のいちばんの悩みは、「どこまで減らしていいのか」ではないでしょうか。

保険料は上がり続けているし、子どもが独立して暮らしの形も変わりました。

でも、減らしすぎて万一のときに困るのはもっと怖い

わが家も同じところで迷って、結局いろいろ調べてから決めました。

ゆるカメ
ゆるカメ

この記事では、わが家が実際にどう判断したかと、決める前に確認しておきたいことをご紹介します

火災保険 見直し 50代で、まず知っておきたい「もらい火」のこと

隣から火をもらっても、相手に賠償請求はできない

火災保険の話をする前に、どうしても先にお伝えしたいことがあります。

日本には「失火責任法」という法律があります。

わざとではない、うっかりの火事(軽い不注意)で隣の家まで燃やしてしまっても、隣の家への賠償責任を負わなくてよいという法律です。

これは裏を返すと、こういうことになります。

自分の家が隣からのもらい火で燃えても、相手に建て直し費用を請求できない。

つまり、自分の家は自分で立て直すしかありません。

だから火災保険は「入るかどうか」ではなく「どこまで持つか」

わが家はオール電化で、火の元にはかなり気をつけているつもりです。

それでも、隣の家から火が出ることまでは防ぎようがありません。

どんなに自分が気をつけていても避けられないリスクがある。

だから、火災保険だけは外せないと考えています。

見直しで考えるのは「入るか、やめるか」ではなく、「どこまで補償を持っておくか」です。

ここからは、わが家が実際にどう決めたかをお話しします。

わが家が火災保険 見直しで決めたこと

きっかけは1枚のハガキでした

7年前に家を建てたときのまま、火災保険は10年、地震保険は5年で一括払いしていました。

ある日届いた「ご契約内容のお知らせ」に「長期間見直しを行っていない場合はご確認ください」とあり、退職して時間ができたこともあって、初めてちゃんと中身を見たんです。

結果的には保険会社を変えて、共済の火災保険に切り替えました。

そのときの経緯や解約金がいくら戻ったかは、火災保険 見直しで解約金8万円|共済に乗り換えて月1,000円になった話にくわしく書いています。

この記事では、そのとき何を基準に決めたのかという考え方の部分をまとめておきます。

地震保険は、仕組みを知って解約しました

いちばん迷ったのが地震保険です。

調べてみて、こういう仕組みだと知りました。

  • 地震保険の保険金額は、火災保険の30〜50%の範囲内でしか設定できない
  • 支払われる額は被害の程度で決まる(全損100%・大半損60%・小半損30%・一部損5%)

たとえば火災保険が2,000万円なら地震保険は最大1,000万円。それが「一部損」と認定されると、支払われるのは50万円です。

わが家は耐震構造を重視して建てた注文住宅なので、全損になる可能性は低いと考えました。

そのうえで一部損だった場合にもらえる額を計算してみて、払い続ける保険料と見合わないと判断し、解約しました。

ゆるカメ
ゆるカメ

地震が怖いのは変わらないんです。ただ、うちの場合は保険料と保障が見合わなかった、というだけで

もちろん、これはわが家の答えです。

お住まいの地域の地震リスク、家の耐震性能、貯蓄の状況によって答えは変わるので、同じ仕組みを見たうえでご自身で判断してくださいね。

建物の補償額も、あえて下げました

もうひとつ決めたのが、建物の補償額を下げることでした。

火災保険では「新価(再調達価額)」といって、同じ家をもう一度建てるのに必要な金額を補償額にするのが基本とされています。

新築のときは、その考え方で少し大きめに設定していました。

でも今は、夫婦二人と犬の暮らしです。

もし火事でこの家を失ったとして、同じ大きさの家をもう一度建てる必要は、もうないなと思ったんです。

わが家が考えたのは、こういう出口でした。

保険金で住宅ローンの残りを返してしまって、残ったお金で賃貸を借りる。

この考え方なら、必要な補償額は「同じ家の建築費」より小さくなります。

そこで、共済に切り替えるときに補償額を今の暮らしに合わせて下げました。

新価で満額にするのが唯一の正解ではなく、「万一のあと、どう暮らしたいか」から逆算していいというのが、このとき私が納得したことです。

補償額を下げる前に確認したい3つのこと

ただ、補償額を下げるときには、先に確認しておいたほうがいいことがあります。

わが家が調べた範囲でも、ここは知らないと計画が崩れるなと思った点です。

確認1:保険金の使い道は原則自由。でも「質権」は要チェック

まず安心していただきたいのが、火災保険の保険金の使い道に決まりはないということ。

「建て直さないともらえない」ということはなく、ローンの返済に充てても、賃貸の資金にしても構いません。

ただし、住宅ローンを組むときに、金融機関が火災保険に「質権」を設定していることがあります。

質権が設定されていると、保険金はまず金融機関に支払われてローンの返済に充てられます。

結果はほぼ同じでも、お金が自分の手を通らないので動かし方は変わります。

最近は質権を設定しないことのほうが多いようですが、住宅ローンがある方は、借りている金融機関に一度確認しておくと安心です。

確認2:補償額を下げると「比例てん補」になる契約もある

ここがいちばん大事なところかもしれません。

補償額を建物の価値より低く設定すると、契約によっては全焼ではない部分的な損害のとき、下げた割合に応じてしか支払われないことがあります。

これを「比例てん補」といいます。

たとえば本来2,000万円の家に1,000万円で契約していると、500万円の損害でも250万円しか出ない、という形です。

一方、補償額を上限として損害額どおり支払われる契約もあり、商品によって扱いが違います。

補償額を下げるときは、保険会社や共済に「一部の損害のときも損害額どおり出ますか、それとも割合で減りますか」と聞いておきましょう。

この一言で、下げていい金額の考え方が変わります。

確認3:外したい特約が、単独では外せないことがある

わが家が見直しのときに引っかかったのが、特約の抱き合わせでした。

  • 水災だけを外そうとしたら、盗難・水濡れ・破損・建物付属電気機械の補償まで一緒に外れる
  • 高額貴金属の特約は家財とセットで、単独では外せない

「これだけ外したい」が通らないことがある、というのは実際にやってみるまで知りませんでした。

見直しの前に、外したい特約が単独で外せるかどうかも聞いておくと、話が早く進みます。

そのほか、証券を見るときに確認したいポイント

補償額のほかにも、証券を出したついでに見ておきたいところがあります。

水災補償は、ハザードマップと照らし合わせてから決める

水災補償を外すと保険料は下がりますが、ここは金額だけで決めないほうがいい部分です。

お住まいの自治体のハザードマップで、浸水や土砂災害のリスクを確認してから判断しましょう。

リスクのある地域なら、保険料より補償を優先したいところです。

ハザードマップの確認は、防災の備えを見直すときにも役立ちます。わが家が最低限そろえた防災グッズは防災グッズ 50代女性がまず揃えたい7つにまとめました。

個人賠償責任特約は、ほかの保険と重複していないか

「個人賠償責任特約」は、自動車保険やクレジットカードにも付いていることが多い特約です。

重複していても保険金が二重にもらえるわけではないので、どちらか一方で足ります。

内容を説明できない特約は、この機会に中身を聞いてみましょう。

長期契約は10年から5年に短くなっています

以前は最長10年の長期契約が組めましたが、2022年10月から新規契約の上限は5年になりました。

昔の10年契約が、これから順に満期を迎える時期です。

満期の案内が届いたら「そのまま継続」の前に、一度中身を見てみてください。

ゆるカメ
ゆるカメ

家を買ったときに入ったきりで、証券がどこにあるかも分からない…って、実は私もそうでした

火災保険 見直しで注意したいこと

注意点1:補償の空白期間を作らない

切り替えるときは、今の契約の満期日と新しい契約の開始日をそろえるのが基本です。

1日でも空白があると、その間の災害は補償されません。

わが家は解約した日と共済の保障開始日のあいだに一晩だけ空白ができてしまい、主人が心配して「火事に気をつけて」と言いながら眠りについたのを覚えています。

注意点2:「安いから」ではなく「どこまで自分で背負えるか」で決める

保険料が下がるのは気持ちのいいことですが、削る基準は金額ではありません。

その損害が起きたとき、自分の貯蓄と暮らし方でどこまで背負えるか。

わが家が地震保険をやめて建物の補償額を下げたのも、安いからではなく、この基準で考えた結果でした。

注意点3:問い合わせる前に、自分の答えを持っておく

保険会社や代理店に相談する前に、ここまでの内容を紙に書き出しておきましょう。

「補償額はいくらにしたいか」「その理由は何か」「外したい特約はどれか」。

これを自分の言葉で説明できる状態にしておくと、すすめられるままに契約してしまうことがなくなります。

保険全体の考え方は、保険見直し 50代で月1万円減も!相談前にできる3ステップでくわしく書いています。

まとめ

火災保険 見直し 50代のポイントをまとめます。

  • もらい火は自分では防げないので、火災保険そのものは外せない
  • 考えるのは「入るかやめるか」ではなく「どこまで補償を持つか」
  • 地震保険は仕組み(30〜50%上限・一部損は5%)を知ってから決める。わが家は保険料と見合わないと判断して解約した
  • 建物の補償額は「同じ家の建築費」ではなく、万一のあとどう暮らしたいかから逆算していい
  • 下げる前に3つ確認:保険金の使い道と質権/比例てん補になるか/特約が単独で外せるか

ここでお話ししたのは、あくまでわが家の判断です。地域の災害リスクや家の造り、貯蓄の状況によって答えは変わるので、同じ仕組みを見たうえでご自身の状況と照らし合わせてくださいね。

家の保険も、生命保険と同じで「入りっぱなし」がいちばんもったいない固定費です。

ゆるカメ
ゆるカメ

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