親の介護 お金は誰が払う?「親のお金で払う」が原則の理由と今できる準備

親の介護 お金 誰が払う 公的制度 準備 50代 暮らしの見直し

親も70代80代になってきて、「介護になったらどうしよう」とふと不安になることはありませんか。

実は、親の介護 お金の心配は、「親のお金で払うのが原則」と知るだけでぐっと軽くなります。

ゆるカメ
ゆるカメ

この記事では、その理由と、負担を軽くする公的制度、親が元気な今だからできる準備をやさしく整理します。

親の介護 お金の大原則は「親のお金で払う」こと

理由1:介護は長期戦。自分の老後資金を守るため

介護は数か月で終わるとは限りません。平均で4年7か月、4年を超えた人が約4割という長期戦です。

子ども世代が毎月立て替えていくと、今度は自分たちの老後資金が削られて、親子で共倒れになりかねません。

同じ理由で、「介護のために仕事を辞める」のも慎重に。収入が絶たれると立て直しが難しくなります。辞める前に、勤務先の介護休業を確認してください。育児・介護休業法で、対象家族ひとりにつき通算93日まで、3回に分けて休めることが決まっています。年5日の介護休暇も別にあります。

理由2:きょうだい間のトラブルを防ぐため

「気づいたら自分だけが払っていた」。これが、きょうだい仲がこじれるいちばんのパターンです。

親のお金から払うと決めておけば、「誰がいくら出したか」の不公平が生まれにくくなります。

立て替えが発生したときは、少額でもレシートやメモで記録を残しておくと安心です。

「冷たい」のではなく、介護を続けるための知恵

親のお金で払うというと冷たく聞こえるかもしれません。

でも、お金の心配で疲れ切ってしまったら、肝心の「そばにいること」ができなくなります。

お金は親のお金から、手と心は子どもから。役割を分けることが、介護を長く続けるための知恵です。

ゆるカメ
ゆるカメ

がんばって全部背負うより、続けられる形を先に作るのが大事なのね

介護 お金はいくらかかる?平均データで目安を知る

生命保険文化センターの2024年度の調査によると、介護にかかった費用は月々が平均9.0万円、住宅改修や介護ベッドなどの一時的な費用が平均47.2万円。介護期間は平均55.0か月(4年7か月)でした。

単純計算すると、総額540万円前後です。ただし月々の費用は、在宅なら平均5.3万円、施設なら平均13.8万円と開きがあります。

大きな金額に見えますが、これは「親の年金と貯えで受け止める前提」で見れば、景色が変わってきます。

だからこそ、次に紹介する公的制度と、親のお金の把握が大切になるんです。

ゆるカメ
ゆるカメ

『540万円を私が…』じゃなくて『親の年金と制度でどこまで賄えるか』を考えるのね

介護 お金の負担を軽くする公的制度3つ

制度の名前をぜんぶ覚える必要はありません。まずはこの3つだけ知っておけば大丈夫です。

制度1:介護保険サービスは自己負担1〜3割

要介護認定を受けると、訪問介護やデイサービスなどの介護保険サービスを、費用の1割負担(所得によって2割・3割)で利用できます。

10,000円のサービスなら、自己負担は1,000円〜というイメージです。

申請の窓口は、親が住んでいる市区町村です。

制度2:高額介護サービス費で月の上限を超えた分が戻る

介護保険の自己負担には月ごとの上限額が設けられていて、上限を超えた分は申請すると払い戻される制度があります(高額介護サービス費)。

上限額は所得によって区分が分かれています。「使った分だけ青天井」ではない、と知っておくだけでも安心材料になりますよ。

制度3:医療費と介護費が両方かさんだら「合算」の制度

年間を通じて医療費と介護費の両方がかさんだ世帯には、合算した自己負担が基準額を超えた分を払い戻す「高額医療・高額介護合算療養費制度」もあります。

病院と介護の両方にかかりがちな親世代にこそ関係の深い制度です。

制度のことで迷ったら、親の住む地域の「地域包括支援センター」へ。高齢者の暮らしとお金の総合相談窓口として市区町村が設置していて、無料で相談できます。

ゆるカメ
ゆるカメ

窓口の名前をひとつ覚えるなら『地域包括支援センター』。ここだけメモしておけばいいのね

厚生労働省「介護・高齢者福祉」

親が元気なうちに始めたい介護 お金の準備3つ

準備1:親のお金の「ありか」をゆるく共有する

年金はどのくらいか、通帳や保険証券はどこにあるか。

金額まで細かく聞き出す必要はありません。「何が・どこにあるか」だけでも共有できていれば、いざというときに慌てません

エンディングノートや実家の片付けの話題は、お金の話を切り出す自然なきっかけになります。

準備2:口座のお金が動かせなくなる前に話しておく

認知症などで本人の意思確認が難しくなると、親の口座からお金を引き出しにくくなります。医療費など本人のための支払いだとはっきりしている場合は、親族が代わりに引き出せることもあります。ただし対応は金融機関ごとに違うので、親の取引先に前もって聞いておくのがいちばん確実です。

「親のお金で払う」原則を実行するには、親のお金を使える状態にしておくことが欠かせません。

金融機関の代理人カードや、家族信託・成年後見制度といった仕組みもありますが、内容は個々の事情で変わるため、地域包括支援センターや専門家に相談しながら進めるのが安心です。

準備3:「いつもどおり」を知る仕組みをつくる

介護のお金の準備と同じくらい大切なのが、親の変化に早く気づけることです。

離れて暮らしているなら、見守りカメラなどで「いつもどおり過ごしているか」がわかる仕組みを作っておくと、電話の負担も減らせます。

聞こえの変化が気になり始めたら、集音器と補聴器の違いも知っておくと慌てません。

まとめ

親の介護 お金の考え方を整理します。

  • 大原則は「親のお金で払う」。共倒れときょうだいトラブルを防ぐ知恵
  • 平均データは月9.0万円・4年7か月。ただし親の年金+公的制度で受け止める前提で見る
  • 制度は3つだけ覚える:自己負担1〜3割・高額介護サービス費・医療介護の合算制度
  • 迷ったら地域包括支援センターへ
  • 元気な今こそ、お金のありかの共有と「いつもどおり」を知る仕組みづくりを

介護のお金は、始まってから考えると選択肢が減ってしまいます。

帰省中に親と話しておきたいことは、お金の話だけではありません。聞きにくいけど大切。親と話しておくこと7つのチェックリストの記事でまとめて紹介しています。

ゆるカメ
ゆるカメ

親が元気な今日が、いちばん準備しやすい日ですよ

あわせて読みたい

防災グッズ 50代女性がまず揃えたい7つ|梅雨の大雨・台風に備える最低限リスト

ふるさと納税 住民税に反映されてない?通知書の見方と対処法【50代体験談】

ふるさと納税 夏の使い道5選!年末より今がお得な理由を50代が解説

コメント

タイトルとURLをコピーしました