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母の日、父の日、敬老の日、誕生日……親 プレゼント 実用を考える機会は、1年に何度もやってきます。
そのたびに、実用的なものがいいと分かっていても、何を贈ればいいのか毎回悩んでいました。
しかも私の場合、実家の片付けを手伝った経験があるので、なおさらです。
「モノを減らそうね」と言っている本人が、贈り物でモノを増やしてどうするんだろう、と。
そこで行き着いたのが、「消えもの」「体験」「すでに困っていることを解決するモノ」という3つの分類で考える方法でした。
この3つのどれかに当てはまるものだけを候補にすると、選ぶのがぐっとラクになります。
この記事では、その3つの選び方と、具体的な候補を紹介しますね。

プレゼント選び、毎年同じところでぐるぐる悩んでいませんか
贈り物でモノを増やしていた、という矛盾に気づいた話
実家の片付けを手伝ったとき、押し入れから出てきたのは「もらいもの」の山でした。
使われていないタオルセット、箱のままの食器、袋に入ったままのひざ掛け。
どれも、誰かが良かれと思って贈ったものです。
そしてその中には、過去に自分が贈ったものもありました。
片付けを手伝う側の子どもが、贈り物で実家のモノを増やしていたら、それは矛盾だと気づいたんです。
親世代は「もったいない」が染みついた世代なので、使わないものでも捨てられません。
つまり、モノのプレゼントは、下手をすると「将来の片付け対象」を1つ増やすことになってしまうんですね。
そう考えるようになってから、プレゼント選びの基準がはっきり変わりました。
実家の片付けを手伝った経験については、実家の片付けはどこから?親と揉めない進め方4つ|50代の帰省前にの記事でも詳しく紹介しています。
親へのプレゼントは「実用」で選ぶ|3つの分類
親へのプレゼントを「実用」の視点で選ぶとき、私は次の3つに分けて考えています。
- 消えもの(食べたり使ったりして、なくなるもの)
- 体験(モノではなく、時間や思い出を贈るもの)
- すでに困っていることを解決するモノ(唯一、モノを贈っていい例外)
「この3つのどれにも当てはまらないものは、候補から外す」と決めるだけで、選択肢の迷子にならなくなります。
順番に説明しますね。
①消えもの|「ちょっといい日常」を贈る
消えものの代表は、食べものです。
ポイントは、「自分では買わないけれど、もらったら嬉しい、ちょっといいもの」を選ぶこと。
親世代は日常の食事を質素にしがちなので、普段の食卓が少し豪華になるものが喜ばれると言われています。
たとえば、フリーズドライのお味噌汁ギフト。
お湯を注ぐだけで具だくさんのお味噌汁になるので、「食事の準備が億劫になってきた親の日常」にそのまま役立ちます。
賞味期限が長く、常温保存できるのも、親に気を使わせないポイントです。
私が候補にしたのは、アマノフーズの「おみそ汁お楽しみギフト200M」でした。
なめこ・とうふ・ほうれん草など8種類・16食入りで、2,000円台。
母の日・父の日・敬老の日、どのタイミングでも贈りやすい価格帯ですが、「毎日1杯ずつ楽しめる」という時間の長さがあります。
②体験|モノが残らない、思い出が残る
体験ギフトは、「モノを増やさない」という点では優等生です。
日帰り温泉や食事、旅行などをカタログから選んでもらう形式なら、遠方に住んでいても贈れます。
体験ギフトで気をつけたいのは、次の2点だと感じています。
- 有効期限があること(半年程度のものが多いようです)
- 親がカタログやWebでの申し込みを面倒がらないか
申し込みの手続きが不安な場合は、「一緒に選ぼうか」と電話する口実にしてしまうのも手です。
体験ギフトは「贈って終わり」ではなく、「どれにする?」という会話まで含めてプレゼントになります。
温泉や食事が選べる旅行系カタログギフト(EXETIMEなど)は、内容が充実したクラスだと5万円台からになります。
夫婦で行ける「夫婦版」があるものを選ぶと、二人暮らしの親には特に喜ばれるとされています。

もらったカタログを眺めている時間も、案外楽しいものなんですよね
③すでに困っていることを解決するモノ|唯一の例外
「モノを増やさない」と言いつつ、モノを贈っていい例外がひとつだけあります。
それは、親がすでに困っていることを解決するモノです。
これは増えるモノではなく、「困りごとと交換になるモノ」だからです。
ただしこれには条件があって、「困っていそう」という想像ではなく、実際に困っている場面を見たり聞いたりしたことに限ります。
私の場合、思い当たったのは2つでした。
ひとつは、テレビの音量がどんどん大きくなっていたこと。
これは手元スピーカーというもので解決できます。
もうひとつは、実家の固定電話にかかってくる怪しい電話。
「防犯」や「聞こえ」のような困りごとは、本人がお金をかけたがらない分野なので、プレゼントという形が一番自然に受け取ってもらえます。
テレビの音量問題については、手元スピーカーでテレビの音量問題が解決|家族にやさしい選び方3つの記事でも詳しく紹介しています。
実家の固定電話の詐欺対策は、親を守る固定電話 詐欺対策5選|帰省で確認したい電話機の設定の記事でも詳しく紹介しています。
贈るときのひと言で、受け取りやすさが変わる
もうひとつ、気づいたことがあります。
同じプレゼントでも、渡すときのひと言で親の受け取り方が変わるということです。
たとえば消えものなら、「日持ちするから、好きなときに食べてね」。
困りごと解決のモノなら、「私が使ってみて良かったから」や「これ、最近みんな使ってるみたいよ」。
「あなたのために特別に買った」と強調するより、「気軽に受け取れる理由」を添えるほうが、親は遠慮なく使ってくれるように感じます。
親世代は「子どもにお金を使わせて申し訳ない」という気持ちが強いので、値段を感じさせない渡し方も、プレゼントの一部なんですよね。
まとめ
70代の親へのプレゼントを「実用」で選ぶ3つの分類を紹介しました。
- 消えもの:ちょっといい食べもの。日常が少し豪華になるもの
- 体験:モノが残らず、思い出と会話が残るもの
- 困りごと解決のモノ:実際に困っている場面を見聞きしたことに限る
「片付けを手伝う自分が、モノを増やす贈り物をしない」という基準を持つだけで、プレゼント選びの迷いはぐっと減ります。
母の日は5月、父の日は6月、敬老の日は9月の第3月曜日。
どのタイミングでも、「何を贈るか」より先に、「親がいま何に困っているかな」と思い出すところから始めてみませんか。

困りごとが思いつかないなら、それはそれで安心材料ですね
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