寝具を入れ替える季節になると、クローゼットの奥に「もう使っていない布団」があることに気づきませんか。
捨てようと思っても、布団は大きくて重いので、どうやって出せばいいのか迷います。そのまま、また一年しまい込んでしまう。そんな布団は、どこの家にもあるものです。
布団 捨て方を調べると、「処分方法8選」のような記事がたくさん出てきます。でも50代の家に合うやり方は、実はそんなに多くありません。
この記事では、布団 捨て方でやめていいこと3つと、ひとつだけ守りたいことをまとめます。私が実際に清掃センターへ布団を持ち込んだときの流れも書きました。
使わない布団が減ると、クローゼットの空気が通って、残した布団の手入れもぐっとラクになります。

今日は布団を手放すお話よ。がんばって切ったり、ぜんぶ取っておいたりしなくていいの。
布団 捨て方で、50代がやめていいこと3つ
布団を手放す方法は、大きく分けて3つあります。
- 自治体の粗大ごみ(家まで取りに来てもらう):申し込んで、処理券(シール)を買って布団に貼り、決められた日に出す
- 清掃センター(ごみ処理施設)に自分で持ち込む:車で運んで、その場で引き取ってもらう
- 小さく切って、燃えるごみの袋に入れる:自治体によってはこれで出せる
どれが使えるか、いくらかかるかは、住んでいる市区町村で違います。まずは市区町村のホームページで「粗大ごみ」「持ち込み」と調べるのが近道です。
そのうえで、50代がやめていいことを3つ挙げます。
① 布団を切って燃えるごみにするのは、やめていい
「切れば燃えるごみで出せてお金がかからない」という話は、よく聞きます。でも、布団を切るのは想像以上に重労働です。
大きな布団を広げて、はさみで何度も切る場所がいります。切り口からは中わたが舞い、部屋じゅうにほこりが散ります。羽毛布団なら、羽毛がふわふわ飛び回ります。しかも、切っても粗大ごみ扱いになる自治体もあります。がんばって切ったのに出せなかった、では報われません。
車があるなら、切らずに清掃センターへ持ち込むのがいちばんラクでした。
以前、引っ越しをすることになったとき、布団を一気に手放しました。上下で10組くらいあったと思います。一枚ずつシールを貼って出していたら、何回に分けることになるか分かりません。早く片づけたかったので、夫と2人で車に積んで、清掃センターに持ち込みました。
入口で、まず車ごと重さを量ります。布団を下ろしてから、もう一度量ります。その差がごみの重さになって、料金が決まる仕組みでした。下ろすときは係の方がいて、一緒に手伝ってくれました。予約はいらず、金額は思っていたより安かったのを覚えています。
多くの清掃センターは、このように重さで料金が決まります。10kgごとにいくら、という決め方が多く、掛け布団はシングル1枚で2〜5kgほどです。何枚かまとめて出すほど、持ち込みのよさが生きてきます。
私が住んでいる地域では、布団だけでなく、倉庫に眠っていた不要品も種類を問わず一緒に持ち込めました。今も使っていない敷布団が1枚あるので、ほかの不要品とまとめて持っていくつもりです。敷布団は丸めずに平らなまま重ねたほうが場所をとらず、乗用車にもなんとか載ります。
出かける前に、市区町村のホームページで次の3つだけ確認しておくと安心です。
- 予約がいるかどうか(いらない所もあれば、電話やネットで予約する所もある)
- 受付の曜日と時間(平日と土曜の午前だけ、など限られていることが多い)
- 住所を確認できるもの(その市区町村に住んでいるか確認されることがある。市外の人は料金が違う、受け付けない、という所もある)
車がない、運ぶのが難しいときは、家まで取りに来てもらう粗大ごみを使えば大丈夫です。
② 来客用の布団を、上下そろえて取っておくのは、やめていい
子どもが独立すると、子ども部屋の布団や、来客用の布団が残りがちです。「いつか誰かが泊まるかも」と思うと、なかなか手放せません。
わが家は、来客用として布団を買ったことはありません。引っ越しのときにほとんど手放して、あとから必要になった分だけ買い足しました。
買い足したのは、孫たちがまだ近くに住んでいたころです。遊びに来てお昼寝をするとき、みんなでごろごろできるように、ダブルの敷布団を1枚買いました。
今その敷布団は、息子が夕飯を食べに来て、そのまま泊まっていく日に使っています。泊まるのは寒くない時期だけなので、上はタオルケットか毛布で足ります。だから掛け布団は残さず、敷布団1枚だけにしました。
残すかどうかは、誰が、どの季節に泊まりに来るかから考えると決めやすくなります。
- 泊まりに来る人がいないなら、残さなくていい
- 暖かい季節だけなら、敷布団だけで足りる
- 手放したあとで必要になったら、そのとき買えばいい
「上下そろえて、人数分」と考えなくていいんです。
③ 羽毛布団をごみに出すのは、やめていい
羽毛布団は、ごみに出さなくても手放せます。
寝具メーカーなどが参加する「グリーンダウンプロジェクト」という取り組みがあり、協力しているお店に持ち込むと、羽毛布団を引き取ってくれます。集まった羽毛は洗って再生され、新しい羽毛製品に生まれ変わります。
日本橋西川の案内によると、次のとおりです。
- 協力店への持ち込みは無料
- どこのメーカーの布団でも受け付けている
- 穴あきや汚れがあってもよい
- ただしダウン50%以上の掛け布団・合掛け布団が対象(フェザー=羽根だけの布団は対象外)
- 濡れたものは不可。カバーを外して、布団本体だけで持っていく
ダウンが50%以上かどうかは、布団の端についているタグ(品質表示)を見ればすぐ分かります。「ダウン○%・フェザー○%」と書いてあります。
タグを見ても素材がよく分からない敷布団や、綿・ポリエステルの布団は、①の持ち込みか粗大ごみで出しましょう。
まだ使いたい羽毛布団なら、手放す前に「直す」という道もあります。
へたった羽毛布団は、羽毛を洗って補充し、側生地を張り替えるリフォームでよみがえります。出すなら、工場が混み合う秋口より、使わなくなる春のほうが待たずに済みます。

タグを1枚めくるだけで、ごみにするか、資源にするかが決まるのね。
ひとつだけ守りたいこと|「無料で回収します」には頼まない
布団を手放すとき、「無料で回収します」という車やチラシには頼まないでください。ここだけは、やめていいことではなく、守りたいことです。
国民生活センターによると、不用品回収サービスをめぐる相談は、2021年度に2,000件を超えています。「無料と聞いていたのに、積んだあとで高額な料金を請求された」という例が目立ちます。
家庭のごみを回収するには、市区町村の「一般廃棄物処理業」の許可が必要です。許可のない業者に渡すと、回収した布団が不法投棄されるおそれもあります。
業者に頼みたいときは、次の順で進めると安心です。
- 市区町村のホームページや窓口で、許可を受けた業者を探す
- 2〜3社から見積もりをとる
- 追加料金がかからないか、先に確認する
もしその場で契約してしまっても、条件によっては8日以内ならクーリング・オフできます。困ったときは、消費者ホットライン「188(いやや)」に電話すると、近くの消費生活センターにつないでもらえます。
「家に来て、不用品を買い取ります」という電話にも、同じように注意が必要です。実際の電話から訪問までの流れと、危ないサインを別の記事にまとめています。
くわしくは、押し買いに注意!不用品 訪問買取の電話から来訪までの危険サイン【体験談】にまとめています。
布団を減らすと、残した布団の手入れがラクになる
使わない布団を手放すと、クローゼットにすき間が生まれます。すき間があると空気が通り、湿気がこもりにくくなります。
布団が少なければ、出し入れも軽くなります。残した布団をいたわる手間も、そのぶん減ります。
残した布団のしまい方は、「ここまで省いていい」という考え方で別の記事にまとめました。
くわしくは、布団 収納で50代がやめていいこと3つ|干さない・叩かない・ぜんぶ入れ替えないにまとめました。
まとめ
布団 捨て方は、がんばらなくていいことのほうが多い作業でした。
- 切って燃えるごみにしなくていい。車があるなら、清掃センターにまとめて持ち込む。重さで払う所が多く、何枚かあるほど向いている
- 来客用を上下そろえて取っておかなくていい。誰がどの季節に泊まるかで考える。暖かい季節だけなら敷布団1枚で足りる
- 羽毛布団はごみに出さなくていい。タグで「ダウン50%以上」を確かめて、協力店へ無料で持ち込める
- ひとつだけ守りたいのは、「無料で回収します」には頼まないこと
使わない布団が1組減るだけで、クローゼットの空気は変わります。入れ替えのついでに、1組だけ見直してみてください。

ぜんぶ一度に片づけなくていいのよ。まずは1組、手放せたら十分だわ。
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