韓国コスメでよく見るAHA BHA 毛穴に届くって本当?元美容職が正直に答えます

AHA BHA 毛穴 50代 角質ケア 美容・暮らし

「AHA・BHAって、最近よく目にするけど何のこと?」

そう思っている方、実は多いのではないでしょうか。

韓国コスメのボトルや、ドラッグストアのピーリング商品に書いてある英字。

美容の仕事をしていた私でさえ、この成分をきちんと意識して使ったことがありませんでした。

肌の仕組みを知っていれば、何が流行っても原理原則は変わらない。だから使ってみようという気にもならなかったんですよね。

今日は、AHA BHA 毛穴の本当の関係について、元美容職として正直にお伝えします。

ゆるカメ
ゆるカメ

美容の仕事をしていた頃、「ケミカルピーリング」に興味を持つお客様はいらっしゃいました。でもAHA・BHAという成分そのものについて質問されたことは、一度もなかったんです。それほど、一般的にはまだ浸透していない言葉なのかもしれません。

AHA・BHAってそもそも何?

AHAとBHAは、どちらも「肌の古い角質に働きかける成分」です。

スクラブのように粒で「こすって剥がす」のではなく、化学的に溶かすタイプの角質ケアです。

「ケミカルピーリング」と呼ばれる施術にも使われており、美容クリニックやエステでもよく登場します。

AHAとBHAの違いは?

働きかける場所が少し違います。

AHA(グリコール酸・乳酸など)
→ 角質と角質をつなぐ結びつきを溶かして、肌表面の古い角質を剥がす

BHA(サリチル酸)
→ 油に溶ける性質を利用して、毛穴まわりの皮脂や角栓に働きかける

どちらも「溶かして除去する」という点では同じです。

実は化粧水にも入っていることがある

AHA・BHAは、ピーリング専用の商品だけに含まれているわけではありません。

ドラッグストアで普通に売られている化粧水や美容液の成分表に、「グリコール酸」「乳酸」「サリチル酸」と書いてあれば、それがAHA・BHAです。

意識せずに使っていた可能性があるので、気になる方は成分表を確認してみてください。

「毛穴の奥まで届く」は本当?

ここが、私がずっと気になっていた部分です。

肌の一番外側には「角質層」があります。

ティッシュペーパーの2枚重ねのうちの、たった1枚分ほどの薄さ

そしてその角質層のすぐ下に、「顆粒層」と呼ばれる層があります。

ここに「ウォーターバリア」とも呼ばれるバリアゾーンが存在しています。

このバリアゾーンがあるおかげで、外からの異物が肌の奥に侵入しにくく、肌の中の水分が外に逃げにくい構造になっています。

BHAが「油に溶けて毛穴に浸透する」とされていても、このウォーターバリアが壁となって、化粧品成分が深部へ届くことはほぼできません。

毛穴は皮膚の深いところまで続いていますが、化粧品レベルで奥まで届けることは、美容機器やクリニックの特殊な施術なしには難しいんです。

「届いている感触」と「実際に届いているかどうか」は、別の話なんですよね。

ゆるカメ
ゆるカメ

「毛穴の奥まで」という言葉は、聞くと効きそうな気がします。でも肌にはしっかりとバリアがあって、それは外からも内からも守ってくれている機能なんです。

角質を溶かすことのリスク

AHA・BHAは「古い角質に働く」と説明されます。

でも肌は、古い角質だけを選んで溶かすことはできません。

必要な角質まで一緒に溶かしてしまうことで、バリア機能を弱めてしまう可能性があります。

スクラブが「こすって削りすぎる」リスクがあるように、AHA・BHAも溶かしすぎるリスクがあります。

肌への刺激が積み重なると、バリア機能が落ちて角質がどんどん薄くなっていきます。

「一生懸命ケアしているのに、なんだか肌が敏感になってきた」と感じたとしたら、ケアそのものが原因になっていることもあります。

韓国コスメが悪いということではなく

韓国コスメのAHA・BHA製品が広まったのは、効果を実感した人がいるからでもあります。

でも、刺激の感じ方は肌の状態によって全然違います。

もともと皮脂が多めの20〜30代と、乾燥しやすくなった50代では、同じ成分でも肌への影響が異なります。

「流行っているから」「SNSでよく見るから」という理由だけで選ぶのは、少し立ち止まってほしいと思っています。

50代の毛穴ケアに必要なのは

毛穴が気になるとき、私が今いちばん大切にしているのは「保湿」です。

肌がしっかり潤っていると、角質のターンオーバーが自然に整い、毛穴も目立ちにくくなっていきます。

溶かして取り除こうとするより、バリア機能を守りながら整える方が、長い目で見て肌が安定しやすい。

50代の肌は、何かを足すより引く方が整いやすいと、私は感じています。

小鼻のザラザラと保湿の関係については、このシリーズの最初の記事で詳しくお伝えしています。

小鼻のザラザラは保湿不足かも?50代が夏に知っておきたい毛穴ケアの基本

まとめ

AHA・BHAは、角質に働きかけるケア成分です。

「毛穴の奥まで届く」という表現には、化粧品レベルでは届かない部分への期待が含まれています。

角質を溶かすことで、必要なバリア機能まで弱めてしまうリスクもゼロではありません。

50代の肌に必要なのは、流行の成分を試し続けることではなく、自分の肌のバリアを守りながら、シンプルなケアを続けること。

知識があるだけで、惑わされなくなります。それだけで十分だと、私は思っています。

ゆるカメ
ゆるカメ

シンプルなケアほど、肌への負担が少ない。遠回りに見えて、一番の近道だと思っています。

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