大掃除 秋に前倒しする5ステップ|年末がラクになる50代の進め方

大掃除 秋 前倒し 換気扇 油汚れ 50代 暮らしの見直し

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年末の大掃除で、冷たい水に手を入れながら換気扇を洗った——そんな記憶はありませんか。

大掃除 秋のうちに前倒ししておくと、同じ作業がずいぶん軽くなります。

油汚れは温度でゆるむので、お湯を使うことにためらいがない時期のほうが落としやすく、換気のために窓を開け放しても寒くないからです。

この記事では、週末ごとに1か所ずつ進める5ステップと、年末に何を残しておけばいいのかまでをまとめます。

大掃除 秋にやると年末が軽くなる3つの理由

理由1:油汚れは「気温」ではなく「お湯の温度」でゆるむ

キッチンの油汚れが固いのは、油が冷えて固まっているからです。

温度が上がるとやわらかくなるので、つけ置きのお湯は40〜50℃を目安にするだけで、こする力がぐんと少なくて済みます。

ここは正直に書いておきたいのですが、「秋は気温が高いから汚れが落ちる」わけではありません。

落ちやすさを決めているのは、部屋の温度ではなくお湯の温度のほうです。

ただ、真冬にお湯を出しっぱなしにして、換気のために窓も開けて、というのは体にこたえます。

同じ作業を、無理なくできる季節にずらす。それが秋にやるいちばんの理由です。

理由2:日が暮れるのが、年末より1時間以上遅い

秋の大掃除がラクなもうひとつの理由は、明るい時間が長いことです。

東京の日の入りで比べると、9月15日は17時49分、12月28日は16時35分。同じ「午後から始める」でも、使える明るさが1時間以上違います。

これはスマホの天気アプリでも確かめられます。日の出・日の入りの欄を、今日と年末とで見比べてみてください。

高いところのほこりも、窓の水アカも、暗くなると見えません。

見えないまま終わらせて、翌朝がっかりする——あれがなくなるだけでも、秋に回す価値があります。

国立天文台 暦計算室「都道府県ごとの日出・日入」

理由3:12月の予定に、大掃除まで重ねない

12月は、年賀状も、買い出しも、人に会う予定も増えます。

そこへ大掃除が乗るから、毎年バタバタするんですね。

私は、秋の大掃除は「家をきれいにするため」というより「12月の自分の仕事を減らすため」にやるものだと考えています。

きれいにすることが目的なら、いつやっても同じです。

でも、いちばん忙しい月から作業を1つ2つ抜いておく、と考えると、前倒しする意味がはっきりします。

ゆるカメ
ゆるカメ

年末にまとめてやるから大変なのよね。時期をずらすだけなら、私にもできそうだわ

大掃除 秋の先取り5ステップ(週末に1か所ずつ)

5か所を一度にやろうとすると、たいてい2か所目で力尽きます。

週末ごとに1か所ずつ、5週間かけて回すくらいのゆるさで十分です。

9月の第2週から始めれば、10月の中旬には終わっている計算になります。

ステップ1:換気扇・コンロまわり(いちばん重い場所を先に)

腰が重い場所ほど、先に片づけてしまいます。

ここが終わると、残りがぜんぶ軽く見えてきます。

⚠️ 洗剤を選ぶ前に、フィルターの素材だけは確かめてください。

アルミ製のフィルターに酸素系漂白剤や重曹などアルカリ性のものを使うと、表面が黒く変色します。

塗装がはげているところは特に反応しやすく、一度黒くなると元には戻りません。オキシクリーンも、使えないものとしてアルミ製品をはっきり挙げています。

素材がわからないときは、台所用の中性洗剤を40〜50℃のお湯に溶かして、30分から1時間つけ置きします。これだけでも、こする力はずいぶん減ります。

アルミではない五徳やレンジフードの取り外せる部品なら、酸素系漂白剤のつけ置きが早いです。

酸素系漂白剤の定番はオキシクリーンです。40〜60℃のお湯に溶かして、五徳やレンジフードの取り外せる部品などアルミ以外のパーツを20分〜6時間ほどつけ置きするだけで、こすらなくても汚れが浮いてきます。テフロン加工のフライパンや、水洗いできないウール・シルクの製品には使えません。作業するときはゴム手袋をつけ、溶かした液は密閉容器に入れず、その日のうちに使い切ってください。

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部屋干しの生乾き臭対策にオキシクリーンを使った方法は、部屋干し 臭い対策6つ|夏の生乾き臭は「5時間」と洗濯槽がカギにまとめています。

壁やコンロの天板のように、つけ置きできない面は、中性洗剤をふくませた布で拭き取ります。

熱いお湯で絞った布をしばらく置いてから拭くと、固まった油がゆるんで落ちやすくなります。

そして換気扇の油は、汚れの問題だけではありません。

コンロやレンジフードに油が付いていると、それに火がついて火災になることがあります。

年に1回しか触らない場所だからこそ、触る回を寒い12月に置かないほうがいいと思っています。

東京消防庁「キッチンまわりの豆知識」

ステップ2:窓・網戸・サッシ

水を使う外まわりは、手が冷たくない今のうちに済ませます。

順番にコツがあって、サッシの溝は、乾いているうちに砂ぼこりをかき出してから水拭きすると、二度手間になりません。

濡らしてからかき出すと、泥になって溝に広がります。

網戸は外さなくてかまいません。

乾いたぞうきんでほこりを落としてから、固く絞ったぞうきんで上から下へ。

外さずにやると決めてしまえば、「網戸を外す体力がある日」を待たなくて済みます。

ステップ3:カーテンの洗濯

カーテンは「洗えるのに何年も洗っていないもの」の代表です。

秋なら乾きが早いので、外して洗って、その日のうちにレールに戻せます。

濡れたまま吊るして、そのまま乾かすのがいちばんラクな方法です。

洗う前に、裾についている洗濯表示のタグを見てください。

家庭で洗えないマークがついていることもあります。

フックは外して洗い、上のテープ部分が傷まないよう、洗濯ネットにたたんで入れます。

ステップ4:ベランダ・玄関まわり

夏のあいだにたまった砂ぼこりと、排気の汚れを流しておきます。

先に排水口の落ち葉とごみを取ってから、上の面を洗うのが順番です。

逆にすると、流した汚れが排水口に詰まって、水があふれます。

玄関のたたきは、掃き掃除のあとに固く絞ったぞうきんで拭くだけで見違えます。

なお、ベランダの排水口は台風のあとにも詰まりやすい場所です。台風の前後にやっておきたいことは、台風 備えは3日前から|50代の家でやること9つと停電のしのぎ方にまとめています。

ステップ5:照明・エアコンのほこり取り

高いところのほこりは、暖房を使い始める前に落としておきます。

ここでひとつだけ決めておいてほしいのが、脚立に乗らないことです。

柄が伸びるタイプのハンディワイパーを1本用意して、床に立ったまま届く範囲だけにします。

届かないところは、来年でかまいません。転ぶほうがよほど大ごとです。

エアコンのフィルターは、冷房で吸い込んだ汚れが残ったままになっているはずです。

2週間に1回のフィルター掃除で、冷房で約4%、暖房で約6%の電力が減らせます。

暖房に切り替える前のこの1回は、電気代にそのまま効いてきます。

内部の本格的な洗浄は、無理をせず業者に頼むのもひとつの方法です。

エアコンの電気代そのものを見直したい方は、エアコン 電気代はつけっぱなしが得?損の分かれ目は外出2〜3時間もどうぞ。

環境省 COOL CHOICE「家庭でできる節電アクション・エアコン」

ゆるカメ
ゆるカメ

5週間で1か所ずつなら、大掃除っていうより小掃除の積み重ねね。それならできるわ

大掃除を、来年はもっと小さくする

秋にひととおり終わらせたら、次は「来年の秋の自分」のことを少しだけ考えておきます。

やることは3つだけです。どれも今年の掃除の続きで、5分もかかりません。

換気扇は「フィルターを替えるだけ」の状態にしておく

わが家の換気扇には、フィルターが汚れてくると知らせてくれるサインがついています。

家を建てたときにオプションで専用のフィルターをまとめて買ったので、ストックがあります。

サインが出たら、それを取り替える。やっているのはそれだけです。

フィルターをこまめに替えていると、その奥のアルミの枠まで汚れが広がりません。

逆に、替えないまま使い続けると吸い込みが悪くなって、レンジフードの外側も、まわりの壁までべたつき始めます。

正直に言うと、私は換気扇の掃除を「大変だ」と思ったことがあまりありません。

年に1回の掃除を軽くしているのは、腕の力ではなく、この取り替えのほうだと思っています。

専用のフィルターがない換気扇でも、市販の貼るタイプのフィルターで同じことができます。

東洋アルミの「パッと貼るだけ スーパーフィルター」は、貼ってはがせるシール加工でレンジフードに直接貼れるタイプです。約64×91cmの厚手で、ミシン目が入っているので幅60cm・75cm・90cmのどれにも手で合わせられます。汚れがたまってくると交換お知らせサインが浮き出るので、替えどきに迷いません。2枚入りなので、約1か月ごとに替えるとして2回分です。ただしこれは整流板付きのレンジフード専用です。買う前に、ご自宅のレンジフードを下からのぞいて、平らな板でふさがれているか(整流板があるか)を確かめてください。ふさがれていない深型のタイプには、別の商品があります。

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今年きれいにした状態から始められるので、取りかかるなら今です。

サッシの溝は、汚れる前にテープを貼っておく

一度、掃除のあとにサッシの溝へ養生テープを貼ってみたことがあります。

汚れたら貼り替えるだけでレールの掃除がいらなくなる、という方法です。

考え方はよかったのですが、貼りっぱなしにしていたら、テープがきれいに剥がれなくなりました。

養生テープはもともと短期間用に作られていて、日光と熱で糊が傷み、長く貼ると残ってしまいます。

やるなら、貼り替える前提で作られた「汚れ防止用のマスキングテープ」を選んでください。

防カビ剤が入っていて、剥がすときに糊が残りにくいように作られています。

結露しやすい窓まわり専用に作られたカビ防止テープなら、サッシの溝にそのまま貼れます。手で切れる貼ってはがせるタイプで、防カビ剤が入っているので、貼っているあいだのカビやピンクぬめりを抑えてくれます。汚れが目立ってきたら、貼り替えるだけです。
同じシリーズには9mm・15mm・30mmと幅違いがあります(リンクを貼っているのは9mm幅の結露サッシ用です)。買う前に、窓側のレールと網戸側のレールの溝を、それぞれ定規で測ってみてください。この2つは幅が違うことが多いので、2種類そろえておくと貼りやすくなります。幅が足りないときは、少し重ねて2列貼れば埋められます。

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⚠️ 貼るのは溝の底の平らな面だけにして、窓が走るレールの山の部分には貼らないでください。開け閉めが引っかかるようなら、無理に続けないことです。

1回目に、写真を1枚だけ撮っておく

年に1回しかやらない作業は、次の年にはきれいに忘れています。

フィルターをどうやって外したか、ネジがいくつあったか——思い出せないまま、また一から調べ直すことになります。

だから外す前と外したあとのフィルターを、スマホで1枚ずつ撮っておいてください。

戻すときの答え合わせになりますし、来年はその写真を見ながら進めるだけです。

50代からは、記憶よりも記録です。

やった日付をメモに1行足しておくと、「去年は10月だったから今年もそのころ」と、始める時期にも迷わなくなります。

年末に残しておくのは「仕上げ」だけ

秋に大物を終わらせたら、12月に残すのは軽い仕上げだけになります。

  • 水まわり(お風呂・洗面所・トイレ)を、いつもより少し丁寧に
  • 玄関とリビングの拭き掃除
  • タオルと玄関マットの入れ替え

「汚れ落とし」は秋、「清め」は年末と分けて考えると、気持ちの区切りもつけやすくなります。

寒いなかで無理をして、腰や手を痛めてしまっては元も子もありません。

50代からの大掃除は、がんばる時期をずらすことが、いちばんの時短だと思います。

まとめ

大掃除 秋の先取りは、この5ステップです。

  • 換気扇・コンロまわり(フィルターの素材を先に確認。アルミにアルカリは使わない)
  • 窓・網戸・サッシ(サッシの溝は乾いているうちにかき出す)
  • カーテンの洗濯(洗濯表示を見てから。その日のうちに戻せます)
  • ベランダ・玄関まわり(排水口を先に、上の面はあと)
  • 照明・エアコンのほこり取り(暖房に切り替える前に)

一度に全部やらなくて大丈夫です。週末ごとに1か所ずつ、5週間で回してください。

そして終わったら、来年をラクにする3つを。換気扇はフィルターを替えるだけの状態にしておく、サッシの溝は貼り替えられるテープで守っておく、外す前の写真を1枚撮っておく。

秋のうちに大物を片づけて、年末は仕上げだけの、ゆったりした12月にしましょう。

ゆるカメ
ゆるカメ

今年は「12月にやらないこと」を決める大掃除にするのよ。それだけで師走が変わるわ

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