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押し買いの記事を書いたあと、気になって自分の家の玄関を見に行きました。
わが家にはカメラ付きのドアホンがあります。防犯カメラは付けていません。誰かがインターホンを押すと録画され、ランプが点滅します。それを見て「誰が来たんだろう」と確認するのが習慣になっています。
気になって取扱説明書を読んでみたら、そもそもSDカードを入れる場所がありませんでした。
実家 防犯カメラと検索すると、いきなり機種選びと工事の話が出てきます。でも、その前に確かめることがあります。
順番はこうです。①今あるドアホンを確かめる →②「出ない・開けない」を決めておく →③足りないぶんを機械で補う。この順番なら、お金をかけずに終わることもあります。

玄関のことって、何かあるまで見に行かないのよね
実家 防犯カメラの前に、今あるドアホンを確かめる
実家に行ったとき、玄関のドアホンのモニターを見せてもらってください。確かめたいのは「録画が、どんな形でどれだけ残るか」です。
- 録画機能がついているか
- microSDカードが入っているか
- 親が録画の見方を知っているか
わが家は1つめと3つめはできていましたが、2つめは考えたこともありませんでした。
「録画あり」でも、残り方はぜんぜん違います
たとえばパナソニックのワイヤレステレビドアホン VL-SGZ30は、モニター機だけで最大100件を自動録画します。ただし残るのは動画ではなく、1件につき静止画3枚(約0.5秒おきの連続画像)です。動画で残すには、別売のホームユニットとmicroSDカードが必要になります。
アイリスオーヤマのみまもるドアホンは、microSDカードを入れていないと1件につき5秒しか残りません。
そしてわが家のドアホンは、アイホンの「ROCOワイド録画」というシリーズでした。調べてみると、1件あたり静止画6枚、最大40件まで自動で録画する仕様です。SDカードには対応していません。
40件を超えると、古いものから順に消えていきます。
静止画でも、5秒の動画でも、顔は映ります。でも、やり取りの中身までは残りません。
不用品の買取を装って訪ねてくる業者は、名刺も書面も置いていかないことがあります。そうなると、玄関に残ったわずかな記録が唯一の手がかりになります。
SDカードが使える機種なら、入れておく
実家のドアホンがmicroSDカードに対応しているなら、入れておくだけで残り方が変わります。
選ぶときは、容量より「高耐久」であることを優先してください。ドアホンや防犯カメラは書き込みを繰り返すので、ふつうのカードだと早く寿命がきます。ドライブレコーダー向けと書かれているものが目印です。
容量は32GBで足ります。VL-SGZ30が対応しているのも32GBまでです。
WD Purple microSDカード 32GB(ウエスタンデジタル)
監視カメラ用に作られた高耐久タイプ。ずっと録画し続ける機器のためのカードなので、ドアホンや玄関のカメラに向いています。国内正規取扱で保証3年、2,000円前後です。
SDカードが使えない機種なら、「保護」を使う
わが家のように、SDカードに対応していない機種もあります。その場合でも、できることがあります。
録画には「保護」という機能があります。わが家のドアホンは、40件のうち10件までを保護でき、保護した録画は上書きされません。
あやしい訪問があった日は、その録画を保護しておく。それだけで、古い順に消えていく中から生き残ります。
取扱説明書で「保護」「上書き」という言葉を探してみてください。使ったことのない機能が、たいてい1つは見つかります。
あとで思い出すのではなく、その場で残るようにしておく。玄関はとくにそうです。
機械より先に効いているのは「出ない」と決めておくこと
わが家でいちばん効いているのは、実は機械ではありません。在宅中でも、玄関はすぐに開けません。
まずドアホンで確認します。そして、断れそうな相手なら、そのままドアホン越しに断ります。
ドアや鍵を開けてしまうと、断るのがぐっと難しくなります。顔を合わせて、荷物を出されて、話を聞いてしまう。押し買いはそこから始まります。
ドアホン越しなら、こちらは相手より少しだけ強い立場でいられます。
窓から見える景色も、防犯のうちです
わが家は、リビングから駐車スペースが見えます。だから車が停まった時点で「宅配便だな」と、だいたい分かります。
これは機械ではなく、間取りのおかげです。実家でも、どの窓から玄関まわりが見えるかを一度確かめておくと、それだけで判断できることが増えます。
カーテンを閉め切った部屋にいると、玄関の前に誰がいるのか分かりません。昼間だけでもレースのカーテンにしておく。それだけのことが、意外と効きます。
親には「開けない理由」をつくっておく
高齢の親ほど「断るのが申し訳ない」と思いがちです。だから断る言葉ではなく、開けない理由を決めておくと使いやすくなります。
- 子どもに、玄関を開けないよう言われているので
- あとで家族と相談するので、今日は結構です
自分の意思ではなく家族のせいにできる形にしておくと、親は角を立てずに断れます。

断るのが苦手でも、開けなければいいのよね
録画が残らないなら、ドアホンを新しくする
自分で交換できるかどうかは、電源のつなぎ方で決まります。
先に「電源のつなぎ方」を確認してください
- コンセント式・電池式(ワイヤレス) → 自分で取り替えられます
- 電源直結式(壁の中から直接電気を取っている) → 電気工事士の資格が必要です
資格が必要なのは法律で決まっているので、直結式の場合は業者に頼みます。見分けがつかないときは、無理に外さないでください。実家の壁の中の配線は、写真だけでは判断できません。
ちなみにわが家のドアホンは電源直結式でした。つまり、自分では取り替えられません。替えるなら業者に頼むことになります。
実家に行ったら、モニターの下や横にコンセントの線が出ているかどうかを見てみてください。線が壁に吸い込まれていたら直結式です。
工事のいらないタイプなら、実家でもすぐ替えられます
パナソニック ワイヤレステレビドアホン VL-SGZ30
モニター機はコンセント式、玄関子機は単3電池6本で動きます。配線工事なしで取り替えられるタイプです。録画は静止画ですが、最大100件残ります。1万6千円台から。
アイリスオーヤマ テレビドアホン TD-SM3010T-WSH
呼び出しボタンを押していなくても、カメラの前を人が通ると自動で録画が始まります(みはり自動録画)。家のまわりをうろついている人も残るということです。
この機種にはもうひとつ、機械音声応答という機能があります。呼び出し音が鳴ったときに「用件確認」を押すと、相手に自動音声で「ご用件をお話しください」と流れます。第一声を機械にまかせられるので、こちらは声を出さずに用件だけ聞けます。1万5千円前後。
親が使えるかどうかで選ぶ
- モニターの文字とボタンの大きさ
- 置く高さ(座ったままでも見えるか)
- スマホ連携は、親ではなく離れて暮らす子が使う機能として考える
スマホから応答できるのは上位機種だけということもあります。実家に置くなら、まず親が押せるかどうかを先に見てください。
それでも足りないときに、玄関の防犯カメラ
ドアホンは「呼び鈴を押した人」を映す機械です。呼び鈴を押さない相手は、ドアホンには映りません。
押さずに家のまわりを見て回る人は残らない、ということです。そこを埋めるのが防犯カメラです。
わが家はまだ付けていません。今のところ、ドアホンと窓からの景色で足りているからです。ただ、実家のように日中ひとりで過ごす家なら、話は変わってきます。
TP-Link Tapo D210/A(カメラ付きスマートドアホン)
充電式バッテリー内蔵で配線工事が不要。160度の広い視野角で、人物や車両を検知して知らせます。1万円前後です。
この製品には「定型文で応対」という機能があります。出たくない相手には、あらかじめ用意した言葉を返せます。ドアホンと防犯カメラの中間にあたる製品です。
カメラを付けるときの、ご近所への配慮
- 道路や隣の家の玄関が大きく映る向きは避ける
- 「防犯カメラ作動中」の表示を出しておく
録画していると分かること自体に効果があります。押し買いの業者は、記録が残るのをいちばん嫌がります。
自治体の補助金が使えることがあります
防犯カメラの補助金は知られていますが、録画機能付きドアホンも対象にしている自治体があります。
東京都江東区では、防犯カメラや録画機能付ドアホンなどを買って設置した場合、費用の4分の3・上限3万円が補助されます(令和9年3月12日まで)。八王子市のように、65歳以上の高齢者がいる世帯を対象にしている自治体もあります。
実家のある市区町村の窓口で「防犯機器の補助はありますか」と聞いてみてください。
ここで1つだけ注意
役所が「補助金が出るので買いませんか」と電話をかけてきたり、業者をあっせんしたりすることはありません。江東区も、それを装う詐欺への注意を出しています。補助金の話は、こちらから役所に聞きに行くものです。
不用品の買取を装って訪ねてくる手口については押し買いに注意!不用品 訪問買取の電話から来訪までの危険サイン【体験談】にまとめています。
玄関のカメラなら、親は嫌がりにくい
見守りカメラの話をすると、「監視されているみたいで嫌」と言われることがあります。室内のカメラは、親そのものを映すからです。
玄関の外を向いたカメラに映るのは、訪ねてきた人です。だから「あなたを見るため」ではなく「知らない人が来たときのため」と説明できます。
伝え方は同じで「私が安心したいから」。室内に置く見守りカメラの選び方は見守りカメラ 親が嫌がらない選び方3つ|離れて暮らす安心のためににまとめています。
まとめ
- 実家 防犯カメラの前に、今あるドアホンの録画がどんな形で残るかを確かめる
- 静止画6枚だけ、SD未挿入なら5秒だけ、という機種もある
- SDカードが使えない機種でも、大事な録画は「保護」しておけば消えない
- いちばん効くのは「在宅中でも、まず開けない」と決めておくこと
- 交換は電源のつなぎ方しだい。直結式は資格が必要なので業者へ
- 呼び鈴を押さない相手はドアホンに映らない。そこはカメラの出番
- 録画機能付きドアホンは、自治体の補助金の対象になっていることがある
玄関は、家の中でいちばん外に近い場所です。それなのに、何かあるまで見に行かないところでもあります。
次の帰省のとき、実家のドアホンのモニターを一度のぞいてみてください。うちは調べた結果、SDカードが使えない機種でした。その代わり、あやしい訪問があった日は録画を保護しておくことにします。

買う前に見に行くだけなら、今日でもできるのよね
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