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旅先で足が痛くなると、その日はもう、何を見ても頭に入ってきません。
旅行 靴 50代の選び方でいちばん大事なのは、デザインでも値段でもなく、夕方のむくんだ足と、脱ぎ履きの回数に合っているかです。
朝はぴったりだった靴が、夕方には締めつけてくる。旅館では何度も脱ぎ履きする。この2つに合う靴を選ぶと、旅の疲れ方が変わります。選び方3つと、タイプ別の3足をご紹介します。

旅先で靴が痛くなると、その日はもう何を見ても楽しめないのよね
旅行 靴 50代がいちばん後悔するのは、新しい靴をおろすこと
旅行に合わせて靴を新調して、当日そのまま履いていく。これが旅の靴でいちばん多い失敗です。
靴は足になじむまでに時間がかかります。店で試したときはちょうどよくても、2時間歩き続けたときに当たる場所は、店ではわかりません。
新しい靴を買ったら、旅の10日前までに近所で2〜3回履いてください。買い物に行く、近くを1時間歩く。それだけで、当たる場所も、靴ずれしやすい位置もわかります。
わかってさえいれば対処できます。その場所に絆創膏を先に貼っておく、靴下を厚手に変える、中敷きを1枚足す。痛いところは、旅先ではなく近所で見つけておく。これが一番の対策です。
旅行 靴 50代の選び方3つ。夕方の足・脱ぎ履き・足元の安定
買うときに見るところを3つに絞ります。
①朝の足ではなく、夕方の足に合わせる
足は、一日歩くとむくみます。朝ぴったりの靴は、夕方にはきつい靴になります。
だから靴を試すのは夕方。サイズは履いたまま見るのではなく、中敷きを取り出して確かめます。
スニーカーやウォーキングシューズの多くは、中敷き(インソール)が取り出せます。取り出して床に置き、その上に立ってみてください。いちばん長い指の先から中敷きの先端まで、1〜1.5cmの余りがあれば、歩いたときに指が前に当たりません。
履いたままつま先のゆとりを確かめようとしても、外からは見えないので判断がつきません。中敷きなら、目で見てそのまま分かります。
中敷きが外せない靴のときは、履いた状態でつま先を靴の先いっぱいに寄せて、かかとにできた隙間を見てください。人差し指が1本すっと入るくらいが目安です。指が入らなければ小さく、2本入るようならかかとが浮いて靴ずれのもとになります。
幅で迷ったら、3E・4Eといった幅広の表示を目安にしてください。足の幅が広い方はもちろん、指が当たって痛くなりやすい方も、ゆとりのある作りのほうが夕方に助かります。
つま先の形も見るところです。まっすぐ切りそろえた形より、親指側がゆるやかに下がった形のほうが、指が自然な向きのまま収まります。
②旅は脱ぎ履きが多い。かがまずに脱げるかを見る
旅館の玄関、お寺の本堂、試着、足湯。旅は日常より、靴を脱ぎ履きする回数がずっと多くなります。
そのたびにしゃがんでひもを結び直すのは、正直つらいものです。かといって、ひもをゆるめたまま履くと、階段でつまずきやすくなります。
見るのは、かかとを踏まずにさっと履けるか、手を使わずに脱げるか。ひもを結ばずに脱ぎ履きできる仕組み(伸びるひも、サイドのファスナー、面ファスナー)があると、旅では一日に何度も助かります。
今持っている靴が気に入っているなら、ひもを替えるだけでもこの条件は満たせます。
③濡れた石段でも滑らない。足元の安定を優先する
旅先の道は、思った以上に足に厳しい場所です。神社の石段、雨上がりの石畳、砂利の参道。
底は薄くて硬いものより、ある程度の厚みとクッションがあるものが安心です。溝がしっかり刻まれているかも見てください。すり減ってつるつるになった底は、濡れた場所でよく滑ります。
夏の旅でサンダルを選ぶなら、ひとつ知っておきたいことがあります。柔らかい樹脂製のサンダルは、すべりにくく・やわらかく・伸びやすいという素材の性質があり、エスカレーターの隙間に巻き込まれる事故が調査・報告されています。報告の多くは子どもですが、素材の性質自体は大人でも同じです。
エスカレーターでは、黄色い線の内側に立って、足元を端に寄せない。それだけで避けられます。

靴は朝の足じゃなくて、夕方の足に合わせるのよ。夕方のほうが本番だわ
旅行 靴 50代のタイプ別3足。一足で全部をまかなわない
選び方の3つを踏まえて、使い方別に3つ挙げます。
よく歩く日には、歩くために作られた一足
朝から夕方まで歩く予定なら、ウォーキングのために作られた靴が結局いちばんラクです。
【商品1】アシックス ペダラ(レディース 3E)
かかとに衝撃をやわらげるGELが入り、反発性のあるSPEVAをミッドソールに使っているので、長く歩いたときの疲れ方が変わります。つま先にゆとりのある3Eオブリークラストなので、夕方のむくんだ足でも指が窮屈になりにくい作りです。内側にファスナーがあるので脱ぎ履きも簡単です。
見た目はきれいめなので、旅先で少し良いお店に入る日にも履いていけます。
幅広の足と、雨の日を想定するなら
足の幅が広い方、外反母趾で指の付け根が当たる方は、はじめから4Eの作りを選ぶほうが早道です。
【商品2】ムーンスター SUPPLIST(レディース・幅広4E)
22.0cmで片足約270gと軽く、4cmの深さで4時間の防水、Ag+の抗菌防臭。雨の日の石畳でも靴の中まで濡れにくいのは、旅では大きな安心です。通気性のよいカップインソールが入っているので、荷物を持って歩く日にも向きます。
価格はペダラより手が届きやすく、普段履きにもそのまま使えます。
今の靴を「脱ぎ履きしやすい靴」に変える
気に入っている靴があるなら、買い替えずにひもだけ替える手もあります。
【商品3】キャタピラン+(結ばない靴ひも)
ひも自体がゴムのように伸び縮みするので、履くときはぐっと伸びて足がすんなり入り、脱ぐときはかかとを持ち上げるだけで、伸びたひもから足がすっと抜けます。結ぶ・ほどくという動作そのものがなくなるので、旅館の上がり口でしゃがむ回数が減ります。長さは50cm・75cmなどのサイズ展開があり、ひもを通す穴の数で選べます。目安は4〜5穴までが50cm、6〜7穴なら75cmです。
1,000円前後で、旅館の玄関でかがむ回数がぐっと減ります。

一足で全部をまかなおうとしなくていいのよ。歩く日の靴と、脱ぐ日の工夫は別なの
出発前にやっておく3つ。靴下・絆創膏・汚れ落とし
靴が決まったら、あとは足のほうの準備です。
まず靴下。旅の日は、薄手ではなく少し厚みのある靴下にしてください。靴の中で足が動く分を吸収してくれるので、靴ずれが起きにくくなります。
次に絆創膏。かかとと小指の付け根に、痛くなる前から貼っておきます。痛くなってから貼ると、もう間に合いません。荷物に入れておくのではなく、家を出るときに貼るのが正解です。
その荷物のほうも、靴と一緒に見直しておくと身軽になります。バッグが軽いほど、歩ける距離は伸びます。
1泊2日の持ち物の減らし方については、旅行 持ち物 50代の減らし方5つ|1泊2日は小さめバッグで十分の記事で詳しく紹介しています。
最後に靴の汚れ落とし。旅の写真には、案外足元が写ります。
美容の仕事をしていた時に気づいたのは、人は他人の服をそれほど見ていないけれど、髪のぼさぼさ、服のしわ、靴の汚れにだけは目が行くということ。出かける前にひと拭きするだけで、写真の中の自分が変わります。
この「人は思っているほど人の服を見ていない」話は、衣替え 50代のしまい方3つ|来年もきれいに着るためのお手入れの記事にも書いています。旅の服を決めるときの気持ちが少しラクになるので、あわせて読んでみてください。

新しい靴をおろすのは、旅先じゃなくて近所なのよ。痛いところは近所で見つけておくの
まとめ
旅行 靴 50代の選び方を整理しました。
- 新しい靴を旅先でおろさない。10日前までに近所で2〜3回履く
- 試すのは夕方。中敷きを取り出して、指先に1〜1.5cmの余りがあるか見る(中敷きが外せない靴は、かかとの隙間に指1本)
- 幅で迷ったら3E・4Eの幅広表示を目安に
- 脱ぎ履きの回数が多いのが旅。かがまずに脱げるかで選ぶ
- 底は厚みと溝。すり減った底は濡れた石段で滑る
- 樹脂製サンダルはエスカレーターの隙間に注意。足元を端に寄せない
- よく歩く日はウォーキングシューズ、幅広と雨には4Eの防水、今の靴は結ばないひもで旅仕様に
- 当日は厚手の靴下と、痛くなる前の絆創膏
足がごきげんだと、歩ける距離が伸びて、見られる景色が増えます。旅の満足度は、案外足元で決まります。

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