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昔はあんなに本が好きだったのに、最近ぜんぜん読めていない。
図書館で借りてきた本を、1ページも開かないまま返しに行く。50代になってから、私は何度かそういうことをしています。借りた日は「よし、読むぞ」と思っていたのに、です。
積んだままの本を見るたび、少し胸がチクッとしますよね。
でも、読書 習慣が途切れたのは、意志が弱くなったからではありません。老眼・スマホ・思い込みという、50代ならではの環境の変化が重なっただけです。
だから気合いではなく、環境をちょっと整え直すだけで、本はまた読めるようになります。

読めなくなったのは、私のせいじゃなかったのね
読書 習慣が途切れる50代ならではの理由3つ
理由1:老眼で目が疲れやすくなった
まず大きいのが、目の変化です。
老眼は40歳ごろから自覚が始まり、45歳くらいで老眼鏡が必要になります。目の中でレンズの役目をしている水晶体がかたくなって、近くにピントを合わせづらくなるためです。
手元の字が見えにくい、ぼやける。そんなとき、いちばん多い原因が老眼です。
小さな文字を追うだけで疲れるのだから、読書から足が遠のくのは自然なことでした。年齢のせいで片づけるのではなく、目の変化として受けとめると、打つ手が見えてきます。
理由2:スマホがすきま時間を埋めていた
ふと気づくと、すきま時間はぜんぶスマホ。
電車を待つ5分、寝る前の10分、お茶を入れたあとの3分。かつて本を開いていた時間に、いまはスマホが入り込んでいます。
本を持ち歩かなくなり、開く回数が減り、そのまま読まなくなる。意志の問題ではなく、時間の取り合いに負けただけです。
理由3:「ちゃんと読まなきゃ」の思い込み
最初から最後まで読み通さなきゃ。せっかく買ったんだから元を取らなきゃ。
この「ちゃんと読まなきゃ」が、本を開くハードルをいちばん上げています。
まじめな方ほど、読書が宿題みたいになってしまうんです。

趣味なのに宿題になったら、そりゃ逃げたくなるわよね
読書 習慣を取り戻す5つの工夫
工夫1:1日5分・1ページでもOKにする
再開のコツは、目標を思いきり小さくすることです。
「1日5分だけ」「1ページ読めたら合格」。ハードルを下げるほど、本を開く回数は増えていきます。
5分のつもりが30分読んでいた、という日も出てきます。でもそれは結果であって、目標にしなくて大丈夫です。
工夫2:昔好きだった本を再読する
何を読むか迷ったら、新しい本より「昔夢中になった本」がおすすめです。
内容をうっすら覚えているので、集中力が続かない日でもスッと入れます。再読は「読めた」という感覚をいちばん取り戻しやすい方法です。
50代になって読み返すと、若い頃とは違う場面で心が動くのも面白いところです。
工夫3:目と手元をラクにする道具をそろえる
老眼世代の読書は、道具で驚くほど楽になります。
「読みにくいから読まない」は、環境を変えるだけで解決できる部分が大きいんです。図書館にも大活字本のコーナーが増えていますし、電子書籍なら文字を好きな大きさにできます。
そのうえで、手元を明るくする道具と、本を支える道具があると、ぐっと読みやすくなります。
首からかけるタイプの読書灯
パナソニックのLEDネックライト「BF-AF15P」は、首にかけて手元を照らすライトです。約42gと軽く、ワンプッシュで点きます。
電池はCR2032のコイン電池2個で、連続で約15時間使えます(電池は最初から付いています)。防滴なので、キッチンや洗面所に置いても安心です。
手元だけを照らせるので、ご家族が寝ている横で読むときにも重宝します。
本を開いたまま置ける書見台
カール事務器の「ブックスタンダー BKS-820」は、本を開いた状態で立てておける金属製のスタンドです。
角度は40度から80度まで7段階。左右のアームを別々に動かせるので、厚い本でもページをしっかり押さえられます。
本を手で持ち続けなくていいと、首や腕の疲れ方がまるで違います。タブレットを立てるのにも使えます。
道具に頼るのは手抜きではなく、長く楽しむための工夫です。
工夫4:スマホと本の置き場所を入れ替える
いま、スマホはどこにありますか。たぶん、手を伸ばせば届く場所ですよね。
その特等席に、スマホの代わりに本を置いてみてください。いちばん手に取りやすい場所に本がある。それだけで、読書の回数は変わります。
スマホは少し離れた場所で充電、が合言葉です。
工夫5:読み終えなくていいと決める
つまらなかったら途中でやめていい。2〜3冊を並行して、その日の気分で選んでいい。
「途中でやめる自由」を自分に許すと、読書はぐっと軽くなります。
全部読まなくても、心に残る一文に出会えたら、その読書は大成功です。

本は逃げないから、好きなページだけつまみ食いでいいのよ
読書 習慣が戻ると、暮らしが少し変わる
5分の読書が続いてくると、小さな変化に気づきます。
寝る前にスマホではなく本を開くと、気持ちが静かに落ち着きます。読書は、お金をかけずに「自分だけの時間」を作れる習慣です。
図書館を使えば無料ですし、耳で聴くオーディオブックという選択肢もあります。
「今日はどの本にしようかな」と迷う時間そのものが、ちょっとした楽しみになります。
まとめ
読書 習慣が途切れたのは、意志のせいではなく環境のせいでした。
- 1日5分・1ページでもOKにする
- 昔好きだった本を再読する
- 読書灯や書見台で、目と手元をラクにする
- スマホと本の置き場所を入れ替える
- 途中でやめる自由を自分に許す
読み終えた冊数よりも「本を開いた回数」を数えるほうが、読書はずっと長続きします。
今夜、積んだままの本を1ページだけ開いてみませんか。

ゆっくりでいいのよ。1ページずつでも、1年たてば立派な読書家だわ
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